Windows 7からWindows 11へのファイル移行は意外と簡単ですが、試したことがある方ならわかる通り、スムーズにいかないこともあります。写真や仕事用のデータなど、何でも確実に移行したいもの。どの方法が自分に合うか選ぶのがポイントです。ただし、時にはWindowsやドライブが調子を崩すこともあるので、根気は持っておきましょう。
Windows 7からWindows 11へのファイル移行方法
ただコピーして貼り付けるだけじゃありません。大事なのは、データが安全に新しいパソコンに届くことです。ざっくりとした流れはこんな感じ:
方法1:外付けストレージ(ハードドライブやUSBメモリ) — これが一番王道、でもちょっと面倒な時もあります。
外付けドライブや容量の大きいUSBを用意して、そこにファイルを移します。これなら高速で確実。複数の大きなファイルやフォルダも一気に移動可能。全てコピーしたら抜き差しして、新しいWindows 11のPCに接続し、再びコピーします。理屈は簡単ですが、コピーしたファイルを忘れずに、ドライブの調子が悪いとイライラするので注意。ですが、巨大なファイルや複数フォルダの移行には最適な方法です。
Tip: Windows 7ではコンピューター(もしくはThis PC)を開き、デバイスとドライブから外付けデバイスを見つけてドラッグ&ドロップ。Windows 11でも同じ操作を行います。数百ギガバイトのデータを移すときは少し時間がかかることもあります。
方法2:クラウドストレージ(OneDrive、Googleドライブ、Dropbox) — インターネットを使った方法です。
ファイルがそれほど巨大でなかったり、インターネット速度が許容範囲ならこちらがおすすめ。Windows 7からアップロードして、Windows 11でダウンロードします。クラウドにログインしてファイルをアップし、新しいPCのアカウントにログインすれば、ほぼ瞬時に同期完了。手間は少し増えますが、ハードの不調や壊れたドライブからのリスクを軽減できます。
コマンドラインの裏技:コマンドライン(PowerShellやターミナル)を使ってクラウドと同期させることも可能ですが、慣れているなら公式アプリ利用がシンプルです。
方法3:ネットワーク経由の転送 — 有線もWi-Fiもどちらもありです。
両方のPCが同じネットワークに接続されていれば、フォルダ共有で直接移行も高速です。Windows 7では、移動させたいフォルダを右クリックしてプロパティから共有を選び、ネットワークパスを取得します。次にWindows 11からそのアドレス(例:\\COMPUTER-NAME\SharedFolder)を入力してアクセスします。
Windows 11側はThis PCからネットワークドライブの割り当てを選んで接続すれば完了です。大量のデータを一気に移すならこちらの方が断然早いです。
注意:一部の設定では、セキュリティのためにSMB 1.0/CIFS ファイル共有を有効にする必要があります。コントロールパネル > プログラム > Windowsの機能の有効化または無効化からSMB 1.0 / CIFS ファイル共有サポートにチェックを入れてください。Windowsはやや面倒なことをしますね……。
方法4:移行ツール(MicrosoftのPCmover Expressなど) — 自動化したい人向けの便利ツールです。
Microsoftや他の業者が提供する移行ツールは、ファイルだけでなく設定やユーザー情報まで一緒に移行できるので、手間がぐっと減ります。ネットワークや外付けドライブに接続して裏で動いてくれるので便利ですが、管理者権限が必要な場合もあります。最良の結果を得るには、少し試行錯誤が必要かもしれません。
ステップ5:移行後のファイルの確認
きちんと移ったかどうかの最終チェックです。重要な書類や動画を開いてみたり、写真フォルダをざっと確認したり。実際には問題なさそうでも、一部のファイルが壊れたりコピー失敗していることもあります。問題があったら、該当ファイルだけ再コピーしましょう。また、Windows 11の空き容量も事前にしっかり確保してください。容量不足だと途中で失敗しますからね。
環境やタイミングによって結果が違うこともあります。Windowsの動作やハードによって差が出るので、何度かやり直すケースも覚悟しておきましょう。
Windows 7からWindows 11へのファイル移行のコツ
- ファイルのサイズに合わせて最適な方法を選ぶ — たくさんなら外付けドライブ、小さめや重要じゃないものならクラウドがおすすめ。
- 新しいPCの空き容量を事前に確認しておくこと。すぐにいっぱいになるとストレスですから。
- 有線 Ethernet 接続は高速で安心。大量のデータ移行には特に効果的です。
- 古いPCのバックアップは必須です。何かあったときの保険になります。
- 移行後は定期的なバックアップを設定しましょう。データ喪失を避けるために、後から後悔しないように。
よくある質問
Windows 7からWindows 11へのファイル移行で一番楽なのは何ですか?
やはり外付けドライブがおすすめです。大量のデータもコピーして、あとは新しいPCに差し込んで貼り付けるだけ。インターネットの速度やクラウドの容量を気にせずに済みます。
OneDriveだけでできませんか?
もちろん可能です。ただし、すべてをアップロードするので、時間と容量は必要です。特に大きなファイルには向いていませんが、すでに使っているなら便利です。
特殊なソフトを入れる必要はありますか?
基本的には不要です。Windows標準の共有やコピー&ペーストだけで十分。自動化したい場合はPCmoverなどのツールもありますが、必須ではありません。
かかる時間はどれくらいですか?
データの量と方法によります。外付けドライブなら比較的早く済み、クラウドはアップロード速度次第です。数分から数時間、場合によってはそれ以上かかることもあります。
うまくいかない場合やエラーが出たらどうすれば?
接続状態や空き容量を確かめてください。権限設定やWindowsの動作によるトラブルも考えられるので、再起動や接続し直しも試してみてください。頻繁に起きることではないですが、意外とあるあるです。
まとめ
- 適した移行方法を選ぶ — 外付けドライブ、クラウド、ネットワークから選択
- 重要なファイルは整理・分類しておく
- 移行前に必ずバックアップを取る
- 移行して終わりではなく、確認と整理も忘れずに
- 安全のために定期的なバックアップを続けましょう
これが少しでも誰かの手助けになれば幸いです。オペレーティングシステム間のデータ移行は少し面倒ですが、根気よくやればきっとできるはずです。