Windows 11 HomeからProにアップグレードするのは少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば意外とシンプルです。ホーム版では使えないBitLocker暗号化やドメイン参加ができない、設定の自由度を増やしたいといった理由でPro版に切り替えたい方も多いでしょう。まず必要なのはライセンスキーの購入。その後、システム設定から簡単に切り替えられます。途中でエラーが出たり、データが失われるのではと心配するかもしれませんが、手順を正しく守ればリスクは低めです。ただ、念のため事前にバックアップを取っておくと安心です。Windowsの仕様上、少し複雑に見えることもありますが、心配しなくて大丈夫です。
操作は必要なメニューに入り、ライセンスキーを入力して再起動を待つだけ。これで追加の機能が使えます。ただし、環境によっては少し手間取ったり、オンラインになっていないとキーの認証に失敗したりすることもあるので、インターネット接続はしっかりと確保してください。では、以下にステップごとに手順と注意点をまとめました。
Windows 11 HomeからProへのアップグレード方法
方法1:設定画面からライセンスを購入・入力する
この方法が一番簡単で、コマンドプロンプトや高度な操作を避けたい方におすすめです。正規のWindows 11 Proのプロダクトキーを用意すればOK。Microsoft公式ストアや正規販売店で手に入れましょう。手に入れたら、あとはWindowsに認識してもらうだけです。
Windows 11 Proライセンスの購入方法
- Microsoftストアにアクセスするか、Microsoftアカウントでオンラインショップを検索。例:「Windows 11 Pro ライセンス」
- 一部のケースでは、キーがMicrosoftアカウントに紐づいている場合もありますが、後で直接入力できるように、キーは手元にあると安心です。
設定から認証画面を開く
- スタートメニューをクリックし、設定を開きます。
- 左側メニューのシステムを選び、その中のActivation(ライセンス認証)をクリックします(場所は設定 > システム > ライセンス認証にあります)。
- このページに今のWindowsのバージョンとともに「プロダクトキーの変更」リンクが表示されているはず。ここからスタートです。
Proキーを入力してアップグレードを開始
- 「プロダクトキーの変更」をクリックします。
- 取得済みの25文字のProライセンスキーを入力してください。こちらのリンクからも確認できます。
- 「次へ」をクリックし、キーの認証が始まります。正規のキーなら、アップグレードの案内が出るはずです。
- 案内に従って操作し、必要に応じてコンピュータを再起動してください。
アップグレード後の様子と注意点
数回の再起動を経てシステムが更新され、完了するとBitLockerやリモートデスクトップなどPro版の機能が利用できるようになります。基本的にはデータはそのままですが、念のため事前にバックアップしておくと安心です。一部の環境やインターネット接続の不調によっては、最初に認証が通らないこともあります。その場合はWi-FiやEthernet接続をしっかりと確認しましょう。
スムーズにアップグレードするためのコツ
- インターネット接続は安定したものを利用してください。オフライン認証はトラブルの元です。
- 重要なファイルのバックアップをしましょう。Windowsはまれに予期せぬエラーを起こすこともありますから。
- ハードウェアの最低動作要件は満たしているか確認。すでにWindows 11を使っているなら問題ないことが多いです。
- 電源に繋いで作業してください。バッテリーが切れるとアップグレードが中断される恐れがあります。
その他のアップグレード方法・トラブルシューティング
もし上記の方法でうまくいかない場合や、コマンドライン操作に挑戦したい場合は、slmgr.vbs
コマンドやレジストリの手動編集もありますが、これはやや上級者向けです。特に理由なく進めるものではありません。場合によってはクリーンインストールやコマンドプロンプトからの再アクティベーション(例:Win + R > slmgr /ipk YOUR-PRO-KEY
)で解決できることもあります。
また、アクティベーションが進まない場合は、あなたのWindowsが企業向けエディション(EnterpriseやEducation)になっていて、手動アップグレードが制限されている可能性もあります。その場合は少し事情が異なるため注意してください。
まとめ
- Windows 11 Proのライセンスを購入(できればMicrosoft直販から)
- 設定 > システム > ライセンス認証を開く
- プロダクトキーの変更を選び、新しいProキーを入力
- 案内に従って操作し、再起動すれば完了です!
最後に
Windows 11 HomeからProへのアップグレードは一見複雑に見えるかもしれませんが、基本的には手順通り進めれば問題ありません。インターネットの安定と電源確保を心がけて、大事なデータは事前に守っておきましょう。環境によってはトラブルもあるかもしれませんが、多くの場合は再起動や再入力で解決できます。どうしても難しいときは、Microsoftサポートやコミュニティフォーラムを確認すると良いでしょう。多くの人が似たような経験をしていますから、情報はたくさんあります。