Windows 11のペイントで画像をリサイズするのは「簡単そう」な作業に思えますが、実はちょっとしたコツや癖があります。手順はシンプルで、画像を開いて、リサイズボタンをクリックし、サイズを指定して保存するだけ。でも、画質や縦横比をきちんと保ちたい場合や、思わぬトラブルに見舞われることも。それに、Windowsの動きが時々スムーズでないこともあるので注意が必要です。
Windows 11のペイントで画像をリサイズする方法
ポイントは、比率を崩さず、ピクセルやパーセンテージを使い分けること。縦横比を固定したままリサイズできる設定を忘れずに行えば、画像の歪みを防げます。簡単な操作だけど、適切な方法を知っていれば、素早く調整できるようになります。
ステップ1:ペイントを起動する
スタートメニューから「ペイント」と入力して検索し、開きます。すぐに立ち上がらない場合もありますが、少し待てば起動します。起動したら、次のステップへ進めます。
ステップ2:画像を読み込む
ファイル > 開くをクリック、またはCtrl + Oを押して、お持ちの画像(JPEG、PNG、BMPなど)を選択します。開けば、ペイント内に画像が表示されます。
ステップ3:リサイズツールを開く
上部の画像タブからリサイズをクリックします。するとダイアログボックスが開き、リサイズ設定を調整できます。たまに動作がおかしいときがあるので、その場合はペイントの再起動やPCの再起動も試してみてください。
ステップ4:リサイズの設定を選ぶ
ここがポイントです。リサイズはパーセンテージまたはピクセルで指定できます。ウェブ用画像や正確なサイズが必要なときはピクセルがおすすめです。ざっくりとした調整ならパーセンテージでもOKですが、縦横比を維持のチェックボックスは必ずオンにしておきましょう。外すと画像が変形してしまいますので注意です。
例えば、画像を半分のサイズにしたいときは「50」と入力し、縦横比保持のチェックを外さなければ自然に縮小できます。
ステップ5:適用して保存する
OKをクリックすると、画像がリサイズされます。満足したらすぐに保存しましょう。ファイル > 名前をつけて保存から、フォーマット(例えばPNGがおすすめ)を選び、元の画像と違う名前にして保存します。
ちなみに、一部の環境では最初のリサイズ時にうまくいかないこともあります。その場合はペイントやPCの再起動をしてみてください。Windowsの仕様で面倒な場合もあるので、その点はご愛嬌です。
Windows 11のペイントでの画像リサイズのヒント
- 元画像のバックアップを取る:編集前に必ずコピーを保存しておきましょう。保存後は元に戻せないこともあります。
- ピクセル数を使う:正確な解像度やサイズが必要ならピクセル指定がおすすめ。特にウェブ用や各種アプリ用の画像作成に便利です。
- 縦横比は維持:意図的に画像を伸縮させたいなら別ですが、多くの場合はチェックしておいた方が自然です。
- プレビュー機能を活用:リサイズ後はズームして拡大・縮小し、画像が適切かどうか確認しましょう。特に拡大時は過度に大きくしすぎないよう注意です。
- ショートカットキー:Ctrl + Sで素早く保存、Ctrl + Shift + Rなど設定次第で便利なショートカットもあります。
よくある質問
複数の画像を一度にリサイズできますか?
残念ながら、ペイントは一枚ずつの操作になってしまいます。大量に処理したい場合は、PowerShellのスクリプトやIrfanView、XnViewなどのサードパーティの画像管理ソフトが便利です。
リサイズは画像の品質に影響しますか?
はい、特に拡大すると画質が劣化しやすいです。ピクセル化やぼやけた感じになることも。縮小の方は基本的に問題ありませんが、拡大は高品質なツールを使わないと少し見栄えが落ちることもあります。
リサイズ後に元のサイズに戻せますか?
元データのコピーを保存していれば可能です。元画像を上書きしてしまったり、リサイズした画像しか残っていなかったりすると、元に戻すのは難しいです。
Windows 11で画像をリサイズできるツールは他にもありますか?
もちろんです。無料アプリやオンラインツール、また標準の「写真」アプリやGIMP、Photoshopなどのサードパーティ製エディタも選択肢です。
ペイントはどんな形式の画像保存に対応していますか?
主にJPEG、PNG、BMP、GIFに対応しています。手軽に使えますが、SVGやTIFFなどの形式を使いたい場合は別のツールがおすすめです。
まとめ
- ペイントを開いて画像を読み込む
- 「画像」タブのリサイズボタンをクリック
- パーセンテージかピクセルを選び、縦横比をロックしてサイズ調整
- OKをクリックして、新しい画像を保存
この操作を覚えれば、意外と時間短縮につながります。ペイントのリサイズは一見難しそうですが、慣れればちょっとした画像編集にすごく便利ですよ。