Windows 11のデスクトップにカレンダーを簡単に表示する方法

Windows 11のデスクトップ背景にカレンダーを貼り付けるのはカッコいいアイデアだけど、実際にはただドラッグ&ドロップするだけではうまくいきません。多くの人は、OutlookやGoogleカレンダーを頻繁に開かなくてもスケジュールが確認できるウィジェットやサードパーティのアプリを使おうとします。これが上手くいくこともあれば、トラブルだらけになることも。私がいろいろ試した結果、どの方法が良いのか、またはちょっとクセがあるのかをまとめました。

Windows 11でデスクトップにカレンダーを貼る方法

常に最新のカレンダーをデスクトップに表示しつつ、付箋のように見た目もシンプルにしたいなら、ほとんどの場合サードパーティ製のアプリが必要です。Windows 11にはウィジェットもありますが、配置やカスタマイズの自由度はあまり高くなく、RainmeterやDesktop Calendarのような専用ウィジェットの方が便利です。ちなみに、これらのアプリは設定に少し手間がかかることもあり、Windowsファイアウォールの許可設定をしないと同期がうまく行かないこともあるので注意しましょう。ざっと説明するとこんな感じです:

方法1:RainmeterやDesktop Calendarを試す

なぜこれが良いか:これらのツールはデスクトップ上に自由に配置できるカスタマイズ性が高く、一度設定すれば安定して使えます。少し癖はありますが、Rainmeterの方がより柔軟で設定が複雑な反面、その分カスタマイズ性は抜群です。Desktop Calendarはシンプルだけど、その分設定も簡単です。

こんな人におすすめ:自分好みに色々調整したい、見た目にこだわる、やりたいことに応じて細かくコントロールしたいならこちら。標準のウィジェットが物足りない場合や、表示が持続しないと感じたときにも良い選択です。

期待できること:設定後は好きな場所にカレンダーを表示できるようになり、多くの場合壁紙の上やあらかじめ開いているウィンドウの上に重ねられます。再起動後も基本的には表示が維持されますが、時々アプリの再起動やWindowsの再起動が必要になることも。Windowsアップデート後にアイコンやウィジェットが消えてしまうこともあるので、アップデート情報には注意したほうが良いでしょう。

選ぶなら:Rainmeterは無料でカスタマイズ性が高いですが、スキンの設定には少し手間がかかることも。
Desktop Calendarはインストールも簡単で使いやすいですが、できることは少なめです。Rainmeterのスキンは公式サイトや信頼できる配布元からダウンロードしましょう。Desktop Calendarも、信頼できるアプリストアやウェブサイトから取得してください。悪意のあるソフトを避けるための基本です。

方法2:Windows 11のウィジェットを使う(ちょっと微妙)

なぜこれが役立つか:Windows 11には標準のウィジェットパネルがあり、最近のアップデートではカレンダーも追加されました。ですが、これはあくまでサイドバーのようなもので、デスクトップに直接「張り付いている」わけではありません。気軽に予定を確認したい場合には便利です。

こんな人におすすめ:追加アプリを入れたくない、さっと今後の予定をちら見したいだけなら、ウィジェットをクリック(または Windowsキー + W)して有効にしましょう。表示内容や順序も調整可能です。ただ、デスクトップの背景に完全に埋め込まれるわけではないので、少し物足りなさも。

期待できること:サイドバーにカレンダー情報が表示され、時には壁紙の上に浮かんだ状態になります。すぐにアクセスできる反面、もっと本格的なカレンダーを背景にしたい場合は物足りなく感じるかもしれません。なお、大きなWindowsアップデート後には表示が崩れたり、消えたりすることもあるので、予備知識として覚えておきましょう。

方法3:付箋紙とウェブカレンダーリンクを使う

なぜこれが効果的か:完璧ではありませんが、ウェブのカレンダーリンクを付箋に貼っておくだけでも一時的な目安にはなります。操作も簡単なので、急いで確認したいときには便利です。

こんな人におすすめ:静的なリンクや画像を貼るだけで十分なら、シンプルな方法として手早くできて便利です。頻繁に予定を更新しない場合や、あまりこだわらないなら最適です。

期待できること:すぐに見える位置に予定の目安を置けますが、動的な連携や自動更新は望めません。手動で更新する必要がありますし、リアルタイムの同期は期待しないほうが良いでしょう。

Windows 11でデスクトップにカレンダーを配置するコツ

  • 軽量なアプリを選ぶことで、PCの動作を鈍らせないようにしましょう。
  • 定期的にアプリのアップデートを行い、新機能や安定性向上を取り入れましょう。
  • 自分の使っているカレンダーサービス(Google、Outlookなど)に対応しているか確認してください。
  • 透過やサイズ調整など、見た目に合うよう細かくカスタマイズしましょう。
  • 同期がうまくいかない場合や表示がおかしいときは、アクセス許可やファイアウォールの設定を見直す必要があります。

よくある質問

デスクトップからカレンダーウィジェットを削除するにはどうすればいいですか?

Rainmeterのスキンなら、右クリックして「終了」や「アンロード」、Rainmeterの管理画面から削除します。サードパーティ製アプリの場合は、通常アプリの設定からアンインストールまたは無効化します。ウィジェットが浮いているタイプなら、右クリックして「閉じる」や「非表示」に。Windows標準のウィジェットなら、ウィジェットパネルを開き、カレンダーの部分をクリックして非表示にしましょう。

複数のカレンダーウィジェットをデスクトップに表示できますか?

ほとんどのアプリは複数配置が可能です。自分の予定やカレンダーを複数に分けて管理したい場合に便利です。ただ、数が増えすぎると画面が cluttered になることもあるので注意。Rainmeterの場合、スキンの数が増えるとパフォーマンスに影響が出ることもあります。適度に調整しましょう。

カレンダーウィジェットの見た目をカスタマイズできますか?

もちろんです。Rainmeterでは.iniファイルを編集して色やフォント、透明度、サイズなどを調整できます。Desktop Calendarもテーマや設定を変更できるものがあります。ただし、少し試行錯誤が必要なこともあります。

カレンダーを追加するとPCの動作が遅くなりますか?

軽量なアプリを選べば問題ありませんが、重いRainmeterスキンや多めのウィジェットを使うと負荷が高まり、パフォーマンスに影響を与える可能性もあります。特に低スペックのPCは注意しましょう。なお、他のバックグラウンドアプリやサービスも関係しているので、無駄に負荷をかけすぎないことも重要です。

複数のカレンダーサービスと同期できますか?

対応していることが多いです。GoogleカレンダーやOutlook、iCloudとも連携可能なアプリが多いですが、設定にAPIキーの入力やアカウントの接続が必要な場合もあります。一つの場所で管理したい場合は設定次第です。

まとめ

  • 安定して動作する信頼できるアプリを選ぶ
  • 公式サイトや信頼できる配布元からダウンロードする
  • カレンダー連携や見た目を調整する
  • 配置を自分好みに整える
  • アップデートや設定の確認はこまめに行う — Windowsアップデート後に動かなくなることもあるので注意

誰かの作業時間が少しでも短縮できると良いですね。Windowsにはちょっとした設定やアップデートで機能が隠されている部分もあるので、最初にうまくいかなくても諦めずにいろいろ試してみてください。こともあれ、調整しながら自分の理想のデスクトップを作り上げるのも楽しみの一つです。