容量を空けたいときや、スタートメニューを塞いでいるゲームをさよならしたいとき、Microsoftストアからのアンインストールは手順さえわかれば思ったより簡単です。でも、場合によっては「アンインストール」をクリックしただけではうまくいかなかったり、通常の方法で見つからないこともあります。今回は実際に試した方法と、それでも効果のあったちょっとした裏技をご紹介します。
Windows 11でMicrosoftストアからゲームをアンインストールする方法
Windows 11からゲームを取り除くのは、デスクトップからファイルを削除するだけではありません。いくつかのメニューを行き来したり、時には不具合に直面したりすることもあります。正しい手順を知っておけば、ディスクの空き容量を増やし、起動時の不要な通知も防げます。
ステップ1:スタートメニューを開く
Windowsキーを押すか、スタートアイコンをクリックします。ここにアプリやゲームが並んでいます。ただし、一部のゲームは見えにくい場所に隠れていることもあるので、必要に応じて検索バーを利用しましょう。
なお、設定によってはすぐに見つからなかったり、一覧の中に変な場所にあったりすることもあります。そんなときは次の操作に進んでください。
ステップ2:対象のゲームを探す
リストをスクロールするか、検索バーにゲーム名を入力します。表示されたら、右クリック(またはタッチパネルなら長押し)して選択しましょう。
コツ:一部のパソコンでは、「アンインストール」の項目が直接表示されないことがあります。その場合は設定やPowerShellを試す必要があります。
ステップ3:右クリックして「アンインストール」を選ぶ
「アンインストール」オプションがある場合は、それをクリックします。Windowsが確認を求めてくることもありますが、そのときは「はい」や「実行」を選びましょう。ただし、稀にこの手順だけではうまくいかず、何も起きない場合も。そんなときは次の方法に進みます。
また、「アンインストール」を選んでも、キャッシュに残っていたり、設定の問題で完全に削除されなかったりするケースもあります。そこが次のポイントです。
方法1:設定からゲームを削除する
最も確実なのは、設定 > アプリ > インストール済みアプリから操作する方法です。対象のゲームを見つけてクリックし、アンインストールを選びます。このやり方の方が残存ファイルもきれいに消せる傾向があります。
もし表示されていない場合や、アンインストールボタンがグレーアウトしている場合は、Windowsに誤認識されている可能性があるので、次のPowerShellを試してください。
方法2:PowerShellコマンドで強制削除
Windowsの端末(Windows TerminalやPowerShell)を管理者権限で開く(Win + X ⇒ 「Windows PowerShell(管理者)」または「Windows Terminal(管理者)」)して、以下のコマンドを入力します:
Get-AppxPackage *ゲーム名* | Remove-AppxPackage
ここで、*ゲーム名*
は削除したいゲームのパッケージ名の一部です。すべてのアプリを一覧表示するには、Get-AppxPackage
だけを実行し、出力の中から該当の名前を探します。もしくは検索して見つける方法もあります。
例:Bethesdaのゲームを削除したい場合は、Get-AppxPackage *Bethesda* | Remove-AppxPackage
と入力します。
このコマンドは、アプリを無理やり削除します。ちょっと乱暴なやり方ですが、他に手がないときには効果的です。ただし、Microsoftストアから入れたゲームはXboxアカウントやゲームサービスと連携している場合もあり、再インストールされたりリンクが復活したりすることもあります。なぜそうなるかは謎ですが、とりあえず動きます。
余力があれば:残存ファイルの確認と掃除
アンインストール後は、ディスククリーンアップやCCleanerなどのサードパーティツールを使って不要なファイルを掃除しておくと安心です。特に C:\Users\あなたの名前\AppData\Local\Packages
などに残っているフォルダが容量を食っていることがあります。
その他の便利技: ‘アプリと機能’メニューの活用
「設定 > アプリ > インストール済みアプリ」で対象のゲームを選択すると、詳細設定やリセットのリンクが出てくることがあります。これを使うと、時には完全にクリーンアップすることも可能です。特にアンインストールが途中で止まるときに役立ちます。
Microsoftストアのゲームアンインストールのコツ集
- アンインストール前にストレージの空き容量を確認しましょう。大作ゲームだとかなりの容量を使っていることもあります。
- セーブデータについても注意。クラウド保存があれば安心ですが、ローカルに保存している場合は、「Documents」や「AppData」内の保存フォルダも一緒に削除する必要があります。
- Windowsのバージョンが古いと、アンインストールに問題が起きやすいので、最新の状態にしておきましょう。
- アンインストールが固まったら、再起動してから再度試すのが定石です。Windowsは時々、余計な壁を作りますね。
- 不要ファイルを一掃したいときは、ディスククリーンアップやストレージセンスの実行を忘れずに。
よくある質問
ゲームをアンインストールするのと削除するのは同じですか?
ほぼ同じです。アンインストールはプログラムを停止させてシステムから取り除きます。一方、削除はショートカットや特定のファイルだけを消す作業ですが、きちんとアンインストールすればレジストリや関連データも除去します。
アンインストール後にゲームを再インストールできますか?
もちろんです。Microsoftストアは購入履歴を覚えているので、再度ストアに行ってゲームを見つけてインストールし直せばOKです。
アンインストールで進行状況やセーブデータは消えますか?
ケースバラバラです。クラウドに保存されていれば消えませんが、ローカル保存のファイルはアプリのフォルダ外にあることも多いです。事前に保存場所を確認し、必要であればバックアップしておくと安心です。
アンインストールできない場合はどうすればいいですか?
再起動して再度試すか、PowerShellやRevo Uninstallerのようなサードパーティツールを使います。強力ですが、どうしても残る場合にはこれらの方法も検討してください。
どのゲームが容量を圧迫しているか見つけるには?
設定の【システム > ストレージ】から、各アプリの使用容量を見ることができます。大きなタイトルや長時間遊んでいるゲームが見つかるでしょう。
手順のまとめ
- まずは【スタートメニュー】を開く。
- ゲームを探す(検索も活用)。
- 右クリックして【アンインストール】、または設定画面からより詳細な操作を行う。
- 必要に応じてPowerShellコマンドを実行。
- 残存ファイルや設定を掃除して完了です。
まとめ
Windows 11でMicrosoftストアからゲームを削除するのは、やり方次第で簡単にも難しくもなります。設定画面やPowerShellの操作に慣れておけば、ちょっとしたトラブルも怖くありません。再起動や掃除をすれば残りファイルも片付くことがあります。古いゲームは思ったより手強いかもしれませんが、正しい道具と手順でしっかり消すことは可能です。この記事が少しでも役立てば幸いです。
要点のまとめ
- アンインストール前に容量を確認しましょう。
- 状況に応じて設定やPowerShellを駆使しましょう。
- 残存ファイルも忘れず掃除しましょう。
- クラウド保存を活用すれば、ローカル削除後も進行状況は保持されます。
誰かの作業時間を少しでも短縮できれば幸いです。