Windows 11でMACアドレスを確認するのは、思ったほど複雑ではありません。正直なところ、Windowsには「ちょっとわかりにくい」と感じさせる仕組みもありますが、基本的には簡単に見つけられます。MACアドレスは、ネットワーク上であなたのデバイスを特定する「指紋」のようなもので、Wi-Fiの設定をしたり、接続のトラブルを解決したり、ネットワークのセキュリティ設定を行う際に必要になることがあります。少しコツをつかめば、コマンドプロンプトや設定メニューから簡単に確認できるので、ご安心を。どちらの方法も有効ですが、その時の状況や慣れ具合によって、より使いやすい方を選んでくださいね。
Windows 11でMACアドレスを見つける方法
MACアドレスを確認するのは、特にネットワークアクセスのトラブル解決や情報の確認に便利です。手順を覚えればさっと確認できるようになるので、まずは気軽に試してみてください。探す場所は、コマンドプロンプトと設定の二通り。どちらも簡単です。表示されるMACアドレスは、数字と英字の組み合わせでハイフンやコロンで区切られた形式になっています。パソコンによって場所や表示方法が少し異なることもありますが、慣れてしまえば1分で見つけられるようになります。
方法1:コマンドプロンプトを使う
こちらの方法は、とにかく早く確実に情報を得たいときに便利です。既にコマンドライン操作に慣れているなら、特におすすめ。複数のネットワークアダプター(Wi-FiやEthernet)を使用している場合でも、それぞれのMACアドレスを一覧で確認できます。コマンドはシンプルで、ipconfig /all
と入力してエンターを押すだけ。すると、多くのネットワーク設定情報が表示され、その中にMACアドレスも見つかります。名称は「Physical Address」(物理アドレス)となっており、例として00-1A-2B-3C-4D-5E
のような形式です。なぜかWindowsはこの情報を隠しがちなので、コマンドを使うことで確実に見つかるわけです。
- スタートをクリックしてcmdと入力し、コマンドプロンプトを開く
ipconfig /all
と入力してエンターキーを押す- 表示された情報の中から、自分が使っているネットワークアダプター(Wi-FiやEthernet)を探す
- 「Physical Address」の項目に記載されているのがMACアドレスです
方法2:設定から確認する
こちらは視覚的に確認したい方におすすめの方法です。メニューを辿るだけなので、コマンド入力に抵抗がある場合や、設定画面から素早く確認したいときに便利です。操作手順はシンプルで、設定 > ネットワークとインターネットから始めます。その後、詳細ネットワーク設定を開き、該当のネットワークアダプターのプロパティを表示します。表示されるMACアドレスにはPhysical Address (MAC)と記載されています。場合によっては、こちらの方が見つけやすいこともありますし、コマンドプロンプトよりも慣れ親しんだ操作になるでしょう。
- スタートを右クリックして設定を選ぶ
- 「ネットワークとインターネット」に進む
- 「詳細ネットワーク設定」をクリック
- 該当のネットワーク接続を選び、「ネットワークの状態を見る」をクリック
- 表示されるプロパティの中にPhysical Address (MAC)があるので、それがあなたのMACアドレスです
ただし、一部のパソコンでは情報の場所や表示に少し違いがあったり、正しく表示させるために再起動が必要なこともあります。でも基本的には、数回クリックして見つけるだけですので難しくありません。慣れると、いつでも気軽に確認できるようになります。
Windows 11でMACアドレスを見つけるコツ
- 使用中のネットワークアダプターが正しいか確認しましょう。Wi-Fiに接続しているならWi-Fiのアダプターを、Ethernetなら有線アダプターを見てください。
- 複数のMACアドレスを持つデバイスもあります。接続中のネットワークに対応したものを確認しましょう。
- VPNや仮想ネットワークアダプターを使っている場合は、仮想的なMACではなく、ハードウェアの実際のMACを確認してください。
- コマンドプロンプトと設定の両方に慣れると、いざというときに対応できて安心です。
- 最後に、MACアドレスを公開するのはあまり安全ではありません。必要なときだけにとどめておきましょう。
よくある質問
MACアドレスとは何ですか?
ネットワーク上でのあなたのデバイスの「固有ID」のようなものです。ネットワークカードに割り当てられたハードウェア認証の指紋とも言えます。基本的には、すべてのネットワークインターフェースに固有のMACが割り当てられています。
なぜMACアドレスを知る必要があるのですか?
主にネットワーク設定やトラブル解決、セキュリティのために必要です。たとえば、特定の端末だけアクセス許可を与えたい場合や、Wi-Fiの認証設定時に利用されることがあります。ネットワーク管理者が接続許可のために求めるケースもあります。
MACアドレスは変更できますか?
はい、場合によってはMACアドレスを偽装・変更できるネットワークカードもあります。ただし、自己責任で行う必要があり、Windows側でうまく反映されないこともあるため、詳しい知識がない場合はあまりおすすめしません。
MACアドレスとIPアドレスの違いは何ですか?
MACはハードウェアに組み込まれた固有のIDで、IPは一時的なネットワーク上の住所のようなものです。役割や使われ方は異なりますが、どちらもネットワーク通信には欠かせない情報です。
MACアドレスを公開しても大丈夫ですか?
基本的には控えたほうが安全です。公開すると、セキュリティ上のリスクやプライバシー侵害の可能性もありますので、必要なときだけに留めておきましょう。
まとめ
- コマンドプロンプトを開き、
ipconfig /all
と入力します - 表示された情報の中からネットワークアダプターを探す
- 「Physical Address」の項目に記載されているのがMACアドレスです
- または、設定からネットワークの詳細情報を確認する
- 使用中のアダプターによって複数のMACを持つことも念頭に置きましょう
まとめ:終わりに
Windows 11でMACアドレスを見つけるのは、それほど難しいことではありません。コマンドやメニューの操作に慣れると、あとはラベルを見つけるだけの簡単な作業です。この情報を知っておけば、ネットワークのセキュリティを高めたり、トラブル時に迅速に対応したりといった場面でも役立ちます。Windowsは時々、意図的に情報を隠したり、分かりにくくしたりする傾向がありますが、これも現代OSの宿命。ぜひこのガイドを手元に置いて、いざというときにスムーズに対応できるようにしておきましょう。
少しでも誰かの時間節約になれば幸いです。がんばってください!そして、必ず適切なアダプターを確認しておきましょう。