Windows 11でiMessageを使う方法:初心者向けのステップバイステップガイド

Chromeリモートデスクトップを使ったWindows 11でのiMessage利用法

「Windows 11でiMessageを使うなんて無理じゃ?」と思うかもしれませんが、実はちょっと工夫すれば可能です。アップルはなぜかiMessageを自社のデバイスに閉じ込めていますが、根気とMacを用意すれば、WindowsからでもiMessageの友達とチャットできるようになります。これにはChromeリモートデスクトップが欠かせません。派手な解決策ではありませんが、きちんと設定すれば意外と使えます。ちょっとした技術的な手間はありますが、複数の端末を行ったり来たりせずにメッセージを続けたい方にはおすすめです。

MacでChromeリモートデスクトップを設定しよう

まずは、リモートアクセスの準備から。基本的な話ですが、Chromeをインストールしていない場合はこちらのリンクからインストールしましょう。次に、Chromeリモートデスクトップ拡張機能を追加します。Chromeを開いて、chrome://extensionsにアクセスし、「Chromeウェブストアを開く」をクリック。そこでChrome Remote Desktopを検索し、Chromeに追加してください。

インストールが完了したら、案内に従って設定を進めましょう。最初に必要なのがアクセシビリティの権限の許可です。やり方は、システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > アクセシビリティへ行き、ロックを解除し、Chromeに対してコントロールを許可します。まるで秘密の取引のような気分かもしれませんね。

次に、リモート管理を有効にする必要があります。システム環境設定 > 共有に進み、「リモート管理」にチェックを入れましょう。必要に応じて設定を変更してください。このときPINコードの入力を求められますので、覚えやすく、かつ推測されにくいものに設定しましょう。これがあなたの鍵となります。

また、MacのFirewall(ファイアウォール)の設定も必要になることがあります。システム環境設定 > セキュリティとプライバシー > ファイアウォール > ファイアウォールオプションから、Chromeリモートデスクトップを許可リストに追加しましょう。これで通信がスムーズに行きます。

Windows 11側にChromeリモートデスクトップをインストール

次はWindows側です。Chromeを開いて、Chromeリモートデスクトップ拡張機能を再度追加します。chrome://extensionsにアクセスするか、直接こちらのリンクからウェブアプリを起動してください。

ここでのポイントは、Macと同じGoogleアカウントでログインすること。ちゃんと設定できていれば、自分のコンピュータにMacが表示されるはずです。表示されない場合は、Macがオンラインになっているか、正しく接続されているか確認しましょう。まれにうまく連携しないこともあるので、その場合は再起動や設定の見直しをしてくださいね。

WindowsからMacへ接続しよう

Macが一覧に表示されたら、それをクリックし、事前に設定したPINを入力します。これだけで、Windowsの画面にMacのデスクトップが現れます。最初は操作感にちょっと戸惑うかもしれませんが、慣れれば問題なく使えます。高性能なリモート操作ではないので、少しの辛抱が必要です。

ちなみに、頻繁にアクセスする場合は、接続アイコンの三点アイコンをクリックし、「デスクトップにショートカットを追加」を選べば、次回からより簡単に接続できます。

iMessageの利用と操作方法

ここからが本番です。リモートセッションが立ち上がったら、Macの<strong>メッセージアプリを起動しましょう。最初は少し表示が荒かったり、遅延を感じるかもしれませんが、実用には十分です。Cmd + Spaceを押してSpotlight検索から「Messages」と入力しても良いですし、アプリケーションフォルダの/Applications/Messages.appから直接起動できます。

iMessageを使うためには、Macのメッセージ設定でApple IDにログインしておく必要があります。もし未ログインなら、メッセージ > 環境設定 > アカウントからApple IDでサインインしてください。ネットワークの接続状態も確認しましょう。設定画面でApple IDと電話番号またはメールアドレスが正しくリンクされていることが重要です。

Windows上でのiMessageのカスタマイズと便利技

通知設定も忘れずに。Macの<strong>システム環境設定 > サウンドから通知音の音量を調整し、<strong>メッセージ設定 > 通知で通知のタイミングやスタイルを設定しましょう。

また、リモート作業中にMacがスリープ状態にならないように、<strong>システム環境設定 > エネルギー設定でスリープまでの時間を調整してください。これで安心して長時間使えます。

もう少しです!

最後に

結局のところ、この方法はあくまで裏技的な解決策です。Appleの仕様変更やOSアップデートによって動作しなくなる可能性もありますし、Apple公式のサポートもありません。ただ、Macが一台あればWindowsからでもiMessageが使えるのは便利ですよね。未来のアップデートで対応が変わる可能性もあるため、その都度設定の見直しは必要です。

大事なのは、MacとWindowsの両方を最新状態に保つこと。Chrome、macOS、Windowsのアップデートはこまめに行いましょう。古いバージョンだとリモート接続が正常に機能しないことがあります。また、安全のためにGoogleアカウントには二段階認証を設定することもおすすめします。https://myaccount.google.com/securityで設定できますよ。


この裏技はちょっとした工夫ですが、便利さはなかなかのもの。怪しいサードパーティのアプリに頼るよりも、こちらの方が安全ですし確実です。今この方法がお役に立てれば幸いです。

メッセージを楽しんでくださいね。あなたのデジタル秘密の入り口、オープンです!