Windows 11でFnキーを押さずにファンクションキーを使う方法ガイド

ファンクションキーは、頻繁にFnキーを押すのが面倒なときに、作業を格段に快適にしてくれます。でも、ノートパソコンやキーボードによっては、デフォルトでメディア操作や明るさ調整になっていることが多いです。つまり、F1からF12までのキーはメーカーの設定次第で勝手に動いてしまい、ちょっと煩わしいことも。ここでは、余計な操作なしで普通のファンクションキーとして使えるように設定を変える方法をご紹介します。基本的にはBIOS設定やメーカー独自のソフトウェアを調整することになるので、機種によっては少し手間取ることもありますが、対応は可能です。

Windows 11でFnキーを押さずにファンクションキーを動かす設定方法

BIOS/UEFI設定に入る

まず初めに、ここでキーボードの基本動作をリセットします。たいていのパソコンでは、電源を入れた後、メーカーのロゴが出たタイミングですぐに特定のキー(多くはF2Delete、またはF10)を押すとBIOS画面に入ることができます。まれに操作がわかりにくい場合もありますので、その場合はマニュアルやインターネットでモデル名とともに調べてみてください。Shift + 再起動から「詳細オプション」経由でBIOSに入る方法もあります。
注意点:BIOSに入るには所要時間が短いこともあるので、素早くキーを押す必要があります。タイミングを逃すとWindowsが起動してしまうこともあるので、なるべく一発勝負です。

ファンクションキーの動作設定を探す

BIOS/UEFIに入ったら、「設定項目」を探します。一般的にはFunction Key BehaviorAction Keys Mode、またはPrimary Functionといった名称の設定になります。多くの機種では、詳細設定システム構成キーボードなどのサブメニュー内にあります。メーカーによって呼び方や配置が異なるため、やや探し回る必要があります。迷ったときはキーワード検索や、メニュー内をくまなくチェックしてください。メニューラベルが日本語で「キーボードモード」や「ホットキー設定」となっている場合もあります。
コツ:一部の機種では、「Keyboard Mode」や「Hotkey Mode」のトグルスイッチとして見つかることもあります。

設定を「F1~F12を常にファンクションキーにする」に変更

次に、実際の設定変更です。多くの場合、「メディア操作用キー」や「アクションキー」となっている設定を、「ファンクションキー」またはそれに類似した表記に切り替えます。これにより、「F1」から「F12」までのキーが従来の普通のファンクションキーとして振る舞うようになります。設定を正しく行えば、Fnキーを押さずにF1-F12が動作するようになり、余計な操作がなく快適です。
注意点:新しいノートパソコンの中には、最初からこの設定がオンになっている場合もあります。また、一部にはこのオプション自体が表示されない、またはグレーアウトしていることも。そうした場合は、ソフトウェアによる調整や、デフォルトのまま使うしかありません。

設定を保存して終了

変更が済んだら、必ず設定を保存しましょう。多くのBIOSでは、F10キーを押すか、「保存して終了」選択から保存をして再起動します。設定を保存しないと、次回起動時に変更前の状態に戻ってしまいます。場合によっては、Enterキーを押してから「保存」や「終了」を選ぶ必要もあります。
間違えて保存し忘れると、設定が反映されずイライラすることもあるので、忘れずに保存してくださいね。

キーボード専用ソフトウェアをインストールまたは更新(オプション)

ゲーミングキーボードなど、一部のキーボードには専用ソフトがあります。たとえば、RazerやLogicool Gシリーズ、CorsairのiCUEなどです。これらのソフトでは、BIOSの設定に頼らずにキーの割り当てや動作をカスタマイズできることがあります。設定がうまくいかない場合や、BIOSメニューで調整できない場合は、メーカーの公式ウェブサイトからソフトをダウンロードして試してみる価値があります。
こうしたソフトは設定の自由度が高く、後からいつでも変更できるのが便利です。

全ての基本設定を終えたら、Fnキーを押さずにF1-F12を使える状態になっているはずです。なぜ動くのかは明確ではありませんが、日常の作業が格段に楽になったとの声もあります。最初は再起動や設定の見直しも必要になることがあるので、焦らず色々試してみましょう。

Windows 11でFnキーを押さずにファンクションキーを使うためのヒント

  • 取扱説明書を確認:メーカー独自の操作方法やスイッチキーが付いている場合もあります。
  • キーボードの専用ソフトを探す:ブランド品なら、Logicool G HubやRazer Synapse、Corsair iCUEなどのツールで設定できる場合があります。
  • BIOSのファームウェアを最新版に:古いBIOSだと設定が制限されることもあります。サポートページからアップデートを検討しましょう。
  • Windowsのショートカットやスクリーンキーボードを活用:緊急時には、Win + Ctrl + Oでオンスクリーンキーボードを呼び出し、ファンクションキーを操作することも可能です。
  • 外付けキーボードを選択肢に:継続してデバイスを交換する場合、カスタマイズ可能なキーボードやUSB接続の外付けキーボードが便利です。

よくある質問

すべてのノートパソコンでFnキーの動作設定は変えられる?

必ずしもそうではありません。モデルやメーカーによってBIOSに設定があったりなかったりします。確実にできるかは機種次第です。

設定項目が見つからない場合はどうしたら良い?

BIOSに設定が見当たらない場合は、BIOSのファームウェアを最新版に更新したり、メーカー独自のアプリケーションを使って調整できる場合もあります。どうしても無理なら、ソフトウェアや外付けキーボードに頼る方法もあります。

この設定変更はキーボードショートカットや操作に悪影響を与えない?

基本的には、F1~F12の動作だけに影響し、他のショートカットやWindowsの機能には支障をきたしません。システムの設定次第で調整できます。

気に入らなかったら元に戻せる?

もちろんです。もう一度BIOSに入り、設定を元に戻すか、ソフトウェアをアンインストールすればOKです。簡単に戻せます。

BIOS操作は危険じゃない?

正しい手順を守れば安全ですが、間違った設定をすると起動できなくなる恐れもあります。自信がない場合は操作を控えるか、事前に設定内容をメモしておくと安心です。

まとめ

  • PCを再起動し、BIOS/UEFI設定に入る
  • 「ファンクションキーの動作」設定を見つける
  • F1~F12をデフォルトに設定変更
  • 設定を保存して終了(忘れずに!)
  • もし設定が反映されなければ、メーカーのソフトを利用

おわりに

最初は少し技術的な操作に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、毎日の作業がぐっと楽になります。Fnキーを押さなくても済むようになると、作業の流れがスムーズになり、ストレスも軽減されます。モデルやメーカーによって手順や名称は異なるので、焦らず根気よく操作や情報収集をしてみてください。場合によっては、ファームウェアの更新やサポート窓口への問い合わせだけで解決することもあります。これで少しでも快適なキーボードライフのお手伝いになれば幸いです!