Windows 11でDNSサーバーにPingを送りたいとき、多くの場合はサーバーがちゃんと応答しているか、ネットワークに何か問題が起きているかを確認したいと思いますよね。正直、やり方は非常にシンプルですが、コマンドラインに慣れていないといくつかのちょっとしたクセでつまづくこともあります。今回は基本的なやり方と、実際の場面で役立つちょっとしたコツをご紹介します。
Windows 11でDNSサーバーにPingを送る方法
Pingは、ちいさなパケットを送ってサーバーが反応しているかどうかを確かめる方法です。なぜやるのか?それは、そのサーバーに到達できるか、応答速度はどうか、ネットワーク側の問題かクライアント側の問題かを見分けるのに役立つからです。基本的な流れは次の通りです:
ステップ1:スタートメニューを開く
Windowsのアイコンをクリックするか、Windows + Sキーを押して検索窓を開きます。そこに コマンドプロンプト
と入力しましょう。検索結果には「cmd」や「コマンドプロンプト」と表示されることもあります。
※補足:一部の設定ではこの段階で普通に起動できることもありますが、管理者権限で実行したほうが確実な場合も多いです。特定のアドレスや高度なオプションを使う場合は管理者として起動しましょう。
ステップ2:コマンドプロンプトを探す
見つけたら右クリックして 管理者として実行 を選択します。これ、たまに必要なんです。権限がないとコマンドが動かなかったり、エラーになったりすることがありますからね。
※まれに管理者モードのウィンドウが立ち上がらず、点滅したりすることもありますが、その場合は何度か試してみてください。Windowsの仕様だったりします。
ステップ3:Pingコマンドを入力
黒いウィンドウに次のようにタイプします:ping [DNSサーバーのアドレス]
。
例としては、ping 8.8.8.8
やdns.google
のようなホスト名です。入力後に Enter を押します。
継続的にPingを送りたい場合は、-t
オプションをつけて:ping -t 8.8.8.8
。終了したいときは Ctrl + C で停止します。
※注意:一部のネットワークやセキュリティ設定によっては、ICMP(Ping)をブロックしている場合もあります。その場合、反応がなくても正常なこともあるので注意してくださいね。
ステップ4:結果を確認
結果はすぐに表示されます。パケットが何個送信されて、何個戻ってきて、喪失率や応答時間(ms)がわかります。すぐに返答があればネットワークは普通ですが、タイムアウトしたり遅延が大きい場合は問題の可能性ありです。
設定によってはPingの結果が不安定だったりブロックされたりすることもあります。その場合は 1.1.1.1
(Cloudflare)など別のサーバーに試してみると良いです。
また、まれに最初だけ反応しないけれど、再起動後に正常に動作することもあります。Windowsのネットワークスタックはちょっとお茶目なこともありますね。
Windows 11でDNSサーバーにPingを送るときのコツ
- まずはインターネット接続が安定していることを確認しましょう。Wi-Fiが不安定だったりオフラインだと結果は曖昧になります。
- なるべくIPアドレスを使うのが確実です。例:
8.8.8.8
のように、ホスト名ではなく直接IPを指定すると、DNSの問題を避けられます。 - 応答がなかった場合は、ほかのDNSサーバー(例:
1.1.1.1
や9.9.9.9
)に試してみてください。特定のサーバーがブロックされていたりダウンしていることもありますので。 - 継続してPingしたい場合は
-t
を付けて、長時間の状態を観察しましょう(例:ping -t 8.8.8.8
)。ただし、終わるときは Ctrl + C で止めてくださいね。
よくある質問
DNSサーバーって何ですか?
ウェブサイトの名前をIPアドレスに変換して、ブラウザが目的地を正しく理解できるようにする仕組みです。これがなければ数字の羅列を毎回打ち込む必要がありますね。
なぜPingを送るのですか?
サーバーが到達可能かつ応答しているかどうかを確認するためです。まるで電話をかける前に、相手が出るかどうかテストする感じですね。問題の切り分けがスムーズになります。
応答が返ってこないときはどうすればいいですか?
サーバーがダウンしている、ネットワークの調子が悪い、またはファイアウォールがICMPパケットを遮断している可能性があります。場合によってはPingが無効化されていることもあるので、他のサーバーへの接続確認も併せて行うといいでしょう。
ドメイン名だけでもPingできるのですか?
はい、可能ですが、DNSの問題がある場合はIPアドレスで直接Pingしたほうが確実です。DNS解決がうまくいかないと、Pingは「名前解決のテスト」になってしまい、実際のネットワークの状態を正確に把握できない場合があります。
Pingはどれくらいの頻度で送れますか?
理論上は制限はありませんが、頻繁に連続して送信しすぎるとスパムのように見なされたり、一時的にブロックされることもあります。目的はあくまで簡単な確認ですので、適度に行ってくださいね。
また、ネットワークの問題はローカルのファイアウォールやVPNの設定によることもあります。Pingに反応しなくても、他のツールを使えばつながる場合もありますから、その点も念頭に置いてください。
まとめ
- スタートメニューを開く
- 「コマンドプロンプト」を検索
- 管理者として実行する
- IPアドレスまたはホスト名を使ってPingコマンドを入力
- 結果と応答速度を確認する
これで少しでも時間短縮できるといいですね。Pingは、ネットワークの簡単な診断にとても便利なツールです。思ったより役立つ場面もあるので、覚えておくと便利です。ただし、Windowsの設定やネットワーク状況によっては少しややこしく感じることもありますが、焦らず対処しましょう!ネットの問題や遅延を解消できることを祈っています!