Windows 11でのCPUパフォーマンスの確認方法
「自分のPCのCPUの調子をちょっとチェックしたいな」って思ったことはありませんか?実は、見るべき場所さえわかればそんなに難しくありません。とくに便利なのが「タスクマネージャー」です。Windowsに標準搭載されていて、CPUの使用状況や動作速度、どのアプリがリソースを使いすぎているかも一目でわかります。ただし、最初は少し取っつきにくさを感じるかもしれませんが、慣れると超便利なツールです。
CPUの詳細情報へのアクセス方法
まずはタスクマネージャーを開いて、CPUの詳細状況をチェックしましょう。やり方は簡単です:
タスクマネージャーを開く
最速の方法は Ctrl + Shift + Esc のキーボードショートカットを使うことです。面倒なメニュー操作なしですぐ開きます。それでもいい場合は、タスクバーを右クリックして、「タスクマネージャー」を選択。もしくは、Windowsキー + X を押して表示されるクイックメニューから「タスクマネージャー」を選んでもOKです。
パフォーマンスタブへ移動
タスクマネージャーを開いたら、上部のパフォーマンスタブに進みます。見つからない場合は、左下の詳細表示をクリックして展開してください。ここには、ハードウェアの動きが一目でわかるダッシュボードが表示されており、CPUの状況も確認できます。
CPUの詳細情報を確認
左側のサイドバーからCPUを選択すると、次のような情報が見られます:
- 現在のCPU使用率(%)
- 動作クロック(例:3.50 GHz)
- コアとスレッドの数
- CPUのモデル(例:Intel Core i7、AMD Ryzen)
また、CPUモデルの詳細確認には、スタートメニューを右クリックし、「システム」を選択します。そして、「デバイスの仕様」の項目に進めば、モデル情報を確認できます。
使用状況と速度の確認
この画面で、今どれくらいCPUが働いているか、速度はどうなっているかをチェックしましょう。さらに詳しい情報が欲しい場合は、msinfo32
と入力してスタートメニューから実行してみてください。これで、より詳細なハードウェアレポートが得られます。
リソースを大量に消費しているアプリを探す
PCの動作が遅いと感じたときは、プロセスタブに戻って、CPUの列見出しをクリックして並び替えましょう。これで、どのプログラムが一番CPUを使っているか一目瞭然です。必要のないアプリや不調のアプリを見つけたら、右クリックして「タスクの終了」を選びましょう。
CPUの監視に役立つヒント
定期的にCPUの状況を確認するのは、システムを快適に保つための良い習慣です。もしもう少し詳しく監視したいなら、「Windows パフォーマンスモニター」がおすすめです。スタートメニューに perfmon
と入力して実行し、「監視ツール>パフォーマンスモニター」から設定できます。「CPU(% Processer Timeなどのカウンターを追加してリアルタイムで追いかけることも可能です。)
更に詳細なモニタリングを求める場合は、HWiNFOやMSI Afterburner、Core Tempといったツールを併用して、温度や電力消費の動向も確認してみてください。
CPU使用率は何を意味しているの?
今どれくらいCPUを使っているかを示す割合です。これが常に高い状態だと、PCの動きが重く感じることがあります。特に高負荷時には理解しておくと良いでしょう。
高いCPU使用率を下げるにはどうしたら良い?
使っていないアプリを閉じる、Windowsセキュリティでマルウェアスキャンを行う、ドライバーを最新にアップデートする(デバイスマネージャーや Windows Update経由)などの対策を試してみてください。スタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開き、「プロセッサー」の項目から対象のCPUを右クリック、「ドライバーの更新」を選択しましょう。また、タスクマネージャーのスタートアップタブから自動起動アプリを整理すると負荷を少なくできます。
CPUが熱くなりすぎたときはどうしたら?
80°C〜100°Cを超えると長期的にはCPUにダメージを与える可能性があります。温度管理には、HWiNFOやCore Tempなどのツールがおすすめです。冷却ファンの動作確認や清掃も忘れずに。必要に応じて冷却システムのアップグレードも検討しましょう。
ノートパソコンのCPUは交換できるの?
多くのノートPCはCPUがマザーボードに直接はんだ付けされているため、交換は非常に難しいか不可能です。パフォーマンスアップを狙うなら、新しいノートPCに買い替える選択肢も考えましょう。
どれくらいの頻度でCPUを確認したらいい?
週に一度、もしくはPCの動作が遅くなったと感じたときにチェックするのがおすすめです。また、定期的にパフォーマンス監視のリマインダーを設定しておくのも良いでしょう。
手順のおさらい
- Ctrl + Shift + Esc もしくはタスクバーを右クリックして、タスクマネージャーを開く
- 「パフォーマンス」タブに進む(必要なら「詳細表示」をクリック)
- 左側の「CPU」を選択
- 現在の使用率と速度を確認
- プロセスタブに戻り、高負荷のアプリを見つけて不要なものを終了させる
Windows 11でCPUの状況を把握しておくと、トラブルの予防やシステムの快適さ維持に役立ちます。タスクマネージャーはちょっとしたチェックに便利で、リソース過多のプログラムを見つけやすくなります。定期的な確認は、システムの動きをスムーズに保ち、後々の大きなトラブルを避ける鍵です。面倒に感じるかもしれませんが、やってみると意外と楽しいです! なお、PCの機種や設定によって動作が少し異なる場合もありますので、そのときは柔軟に対応しましょう。少しずつ覚えていけば、トラブル解決も得意になれます。
以下は、あなたをサポートするチェックリストです:
- タスクマネージャーを開く
- パフォーマンスタブを見る
- CPUの指標を確認
- 高負荷アプリを特定
- 詳細監視にソフトを使うことも検討
これで、誰かのストレスやトラブルが少しでも減ると嬉しいです!