Windows 11でのCDリッピングは意外と簡単にできそうに思えますが、時には思ったより手間取ったり、イライラさせられたりすることも。物理的なCDをドライブにセットして、あとはWindows Media Playerにお任せ…と思いきや、何の反応もなかったり、エラーが出たり、ドライブがディスクを認識しないなんてことも。面倒に感じるかもしれませんが、ちょっとしたコツを押さえればスムーズに進められるので、諦めずにトライしてみてください。
Windows 11でのCDリッピング方法
この作業は、昔ながらのCDをデジタルファイルに変換して、もう重いディスクを持ち歩く必要がなくなるためのものです。うまくいった例を挙げると、完璧ではないけれど十分に目的を果たせることもあります。
ステップ1:CDをセットする
基本中の基本ですが、ディスクが汚れていたり、傷ついていたりしないか確認してください。内蔵または外付けのCDドライブにしっかりと挿入します。PCに内蔵ドライブがない場合は、USB接続の安価な外付けドライブも選択肢です。ディスクをセットすると、通常はWindowsが自動的に認識しますが、ドライバの問題で認識されないこともあります。その場合は、デバイスマネージャーを開いてドライブが正しく認識されているか、ドライバの更新が必要か確認しましょう。時にはPCの再起動で解決することも。所詮、Windowsは何かと面倒なこともありますね。
ステップ2:Windows Media Playerを起動
スタートメニューからWindows Media Player
を検索して起動します。一部のシステムでは、CDを挿入しても自動で起動しないこともあるので、手動で探しましょう。見つからない場合は、コントロールパネルのWindowsの機能の有効化または無効化から、Media Playerが有効になっているか確認してください。既定では無効になっていることもあります。追加のダウンロードは必要ありません。シンプルです。
ステップ3:CDを選択する
Windows Media Playerの音楽タブに移動します。デバイスの一覧に、自分のCDが表示されているはずです。表示されていなければ、このPCやデバイスマネージャーでドライブが正しく認識されているか確認しましょう。CDをクリックすると、収録されているトラック一覧が表示されます。時には認識がおかしくなることもありますが、その場合はドライバの再インストールやPCの再起動が効果的です。
ステップ4:リッピング設定の選択
リップ設定をクリックします。ここでは、圧縮形式を選択できます。MP3
が最も互換性が高く扱いやすいですが、最高品質を求めるならWAV
やFLAC
も選べます。これらはデータ容量を大きく消費するので気をつけて。設定画面によっては高音質形式の選択肢が非表示になっていたり、コーデックの追加インストールが必要な場合もあります。標準ではMP3(128~320 kbps)になっていることが多いですが、192 kbpsで十分な方も多いです。
ステップ5:リッピングを開始する
リップCDボタンをクリックするか、すべてリッピングしたい場合はリップすべてを選択します。処理が始まると、選んだフォーマットに従って音楽が変換されていきます。環境によっては一瞬で終わることもあれば、時間がかかることも。読み取りエラーが出て何度も失敗することもありますが、その場合はディスクの取り出し・挿入やドライバの更新を試してみてください。少しCPUを使いますが、焦らず待ちましょう。
リッピング後のファイルは、通常Music\MusicRips
やライブラリのデフォルトフォルダに保存されますが、オプションで保存場所を指定していた場合はそちらに保存されます。ファイル名は自動的に付けられることもありますが、手動で編集してわかりやすくしておくと後々楽です。メタデータの入力もお忘れなく。
Windows 11でのCDリッピングのコツ
- デバイスマネージャーからCD/DVDドライバを最新に保つことを忘れずに。古いドライバはトラブルの元です。
- 音質にこだわるなら、
WAV
やFLAC
がおすすめ。ただし、ストレージの容量を覚悟してください。MP3でも十分の場合が多いです。 - リッピングしたファイルは、一度きちんと確認しましょう。傷や汚れのあるディスクだとエラーが入りやすいので注意。
- タグやファイル名は早いうちに整理しておくと後悔しません。自動付与されると面倒なことに…
- リッピングが途中で止まったりエラーが出たら、USBポートやドライブの接続を変えてみてください。再起動も効果的です。
よくある質問
CDリッピングとは何ですか?
CDから音楽トラックを取り出して、パソコン上のデジタルファイルに保存することです。そうすれば、ディスクなしでも好きなときに聴けます。難しい話のように聞こえますが、実はそうでもありません。
インターネットがなくてもリッピングできますか?
はい、もちろんです。Windows Media Playerはインターネット接続不要で動作します。必要なのはローカルのドライブとコーデックだけです。事前に設定だけ済ませておきましょう。
どのファイル形式がおすすめですか?
互換性を重視するなら、MB3がおすすめ。ただし、より高音質・非圧縮で保存したい場合はWAVやFLACがおすすめです。ただし、容量をたくさん使う点はご注意を。
CDのリッピングは合法ですか?
ご自身の利用範囲であれば基本的には問題ありません。ただし、ファイルを共有・配布すると違法になる可能性も。著作権には十分注意してくださいね。
なぜWindows Media PlayerにCDが表示されないのですか?
ドライバの問題やドライブの認識不良が考えられます。ディスクを取り出して再挿入したり、ドライブの有効化を確認したり、デバイスマネージャーでドライバを更新してみてください。
まとめ
- CDを挿入します
- Windows Media Playerを起動
- デバイスからCDを選択
- リップ設定を調整して、フォーマットや品質を選ぶ
- リップを開始して待つだけ
これで少しでも手間が省けることを願います。Windows 11でのCDリッピングはシンプルにできるはずですが、さまざまな挙動の違いが面白さでもあります。慌てず、何度か試してみることが成功への近道です。根気よくトライしましょう。