Windows 11でBluetoothを有効にする方法:ステップバイステップガイド

Windows 11でBluetoothをオンにするのは思ったより簡単です。ただ、たまにスイッチをひとつひねるだけでは済まないことも。自動的にできると思い込んでいませんか?実はそう甘くなくて、場合によってはクイック設定にBluetoothのアイコンすら表示されないことも。少しだけ深掘りしてみましょう。

Windows 11でBluetoothを設定するためのステップバイステップガイド

この手順に従えば、面倒なくワイヤレス機器をペアリングできるはずです。

ステップ1:設定を開く(トレイからアクセスも可)

まずは一番簡単な方法から。スタートメニュー(Windowsのアイコン)をクリックして、設定を選びます。面倒な場合は、Windows + Iを押すだけで瞬時に設定画面を開くこともできます。ただし、Bluetoothの切り替えボタンがクイックアクセスメニューに表示されていないこともあるので、設定内を再確認しましょう。

ステップ2:Bluetooth&デバイスを探す

次に、設定 > Bluetooth & デバイスへ進みます。もしBluetoothスイッチが見つからない場合、画面下部の「その他のデバイスを見る」などをクリックしてみてください。Bluetoothがまったく見当たらない場合は、ドライバーやハードウェアの問題の可能性があります。後述します。

ステップ3:Bluetoothドライバーがあるか確認・有効化

ここが少しややこしいポイントです。Bluetoothが見当たらない場合は、デバイスマネージャースタート>右クリック>デバイスマネージャー)を開き、Bluetoothというカテゴリがあるか確認しましょう。見当たらない場合は、ドライバーのアップデートやインストールが必要です。

ドライバーの更新や再インストールは、Bluetoothデバイス(多くの場合Wi-Fiカードと統合されていることもあります)を右クリックして、ドライバーの更新を選択します。もし見つからなかったり警告マークが出ている場合は、PCの製造元の公式サイトから最新ドライバーを入手してください。もしくは、Windows Updateからインストールを試みるのもアリです(標準ではインストールされていない場合もあります)。

ステップ4:デバイスマネージャーからBluetoothを有効にする

無事ドライバーが見つかったら、右クリックして「有効にする」を選びましょう。もし無効になっている場合は、「デバイスを有効にする」をクリックしてください。意外とこれで解決し、設定画面のBluetoothが正常に動き出すケースもあります。

ステップ5:物理スイッチや隠しフラグを操作

設定>Bluetooth & デバイスに戻り、スイッチをオンにしてください。ただ、場合によっては物理ボタンやトグルがグレーアウトしていることも。そんなときは、Win + Rを押し、services.mscと入力してサービス管理画面を開きます。そこから「Bluetooth Support Service」を探し、右クリックして再起動しましょう。停止している場合は、スタートさせてください。これがBluetoothを動かすきっかけになったりします。

また、ハードウェアの電源管理設定も要確認です。デバイスマネージャーでBluetoothアダプターをダブルクリックし、「電源管理」タブで「コンピュータの電源を切るためにこのデバイスの電源をオフにできる」のチェックを外してください。Windowsのややこしい仕様です。

ステップ6:Bluetoothの動作を最終確認

これで設定完了後、設定画面のBluetoothスイッチはオンになり、PCが検出可能な状態になっているはずです。「デバイスを追加」からペアリングを始めましょう。もし表示されるデバイスがなければ、デバイスがペアリングモードになっているか再確認してください(こちらもちょっと面倒ですが重要です)。

Bluetoothを有効にするコツ&トラブル対策

  • Bluetoothドライバーは常に最新の状態に保ちましょう。一部の更新はWindows Updateだけでは追い付かない場合も。製品メーカーの公式サイトから直接ダウンロードがおすすめです。
  • デバイスはできるだけ近くに置きましょう。Bluetoothの通信範囲は一般的に約10メートル(30フィート)程度なので、距離を置くと切断しやすくなります。
  • 使わないときはBluetoothをオフにして、バッテリーや電力を節約しましょう(特にノートPCの場合)。
  • Bluetoothが動作しないときは、PCの再起動や飛行機モードのオン・オフを試すと改善することがあります。
  • 新しいデバイスを購入する前に、そのデバイスがWindowsのBluetoothに対応しているかどうか確かめてください。安価なイヤホンやガジェットの中には対応していない場合もあります。

よくある質問

どこにもBluetoothオプションが見当たらないのですが…

これはドライバーの問題がほとんどです。まずはデバイスマネージャーを開いて、Bluetoothデバイスが正常に認識されているか確認しましょう。見当たらなければ、Windows Updateを走らせるか、メーカーの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードしてください。BIOSアップデートも解決策になることがあります。

デバイスは見えるのに接続できないのはなぜ?

デバイスは検出されても接続できない場合、ペアリングモードになっているか確認してください。中にはボタン長押しや特定の操作が必要なものもあります。また、すでに他のデバイスに接続されていないか、リセットが必要なケースもあります。

私のPCはBluetoothに対応しているの?

「デバイスマネージャー」を開き、「Bluetooth」の項目があるかどうかを確認しましょう。なければ外付けのアダプターを購入する必要があります。対応しているか不安な場合は、ネットで検索するか、販売ページの仕様を確認しましょう。

複数のデバイスを同時に接続できる?

はい、Windows 11は複数のBluetoothデバイスを同時に扱えます。例えばキーボードとヘッドホンを同時に使うことも可能です。ただし、一部の古いデバイスや安価なモジュールは同時接続に難がある場合もあります。

Bluetoothは安全ですか?

基本的には安全です。ただし、不審な未知のデバイスに不用意に接続しないこと、最新のWindowsアップデートを適用し、強力なペアリングコードを使うなどの注意は必要です。

まとめ

  • デバイスマネージャーでBluetoothハードウェアとドライバーを確認しましょう。
  • 「Bluetooth Support Service」が動作しているか確認し、必要なら再起動や手動起動
  • 設定画面からBluetoothをオンにし、サービスも再起動してみる
  • デバイスの互換性や近接性をチェック
  • どうしても動かない場合は、ドライバーの再更新を試す

Bluetoothのトラブルシューティングは時に面倒ですが、慣れれば一瞬で解決できることも。根気よく対処すれば、きっと快適なBluetoothライフを楽しめます。幸運を祈ります!