Windows 11での録画は、一見簡単そうに思えますが、実際には思ったようにいかないことも。例えば、Xbox Game Barが勝手に開いたまま何も起こらなかったり、せっかく録った映像が保存されなかったり…。マイクが音声を拾わないこともあります。特に、YouTube用のクリップを作るときやゲームセッションを保存したいときにはちょっとしたトラブルがつきものです。でもご安心を、多くの問題はサードパーティ製ソフトに頼ったり、設定をリセットしたりせずに解決可能です。このガイドでは、一般的なトラブルの対処法や録画を確実に成功させるコツをご紹介します。
Windows 11での録画方法
方法1:Xbox Game Barが有効になっているか設定を確認しよう
これは基本的なことですが、設定によってはXbox Game Barが有効になっていなかったり、権限の問題で録画できないケースがあります。まずは 設定 > ゲーム > Xbox Game Bar に進み、トグルがオンになっているか確認しましょう。また、ショートカットキー(Windowsキー + G)で正しく起動できるかもチェックしてください。プライバシー設定やちょっとした不具合で背景で無効になっていることもあります。オーバーレイが出てこない場合は、設定 > プライバシーとセキュリティ > アプリのアクセス許可 > Xbox Game Bar で許可設定を確認しましょう。
一部のPCでは、Xbox Game Barは起動するけれど、録画機能がグレーアウトしていたり、見つからないことも。そんなときはMicrosoft StoreからXboxアプリを更新または再インストールしてみてください。新しいインストールで不具合が解消する場合もあります。
方法2:キャプチャ設定と保存場所を確認しよう
録画した映像が保存されなかったり見つからなかったりする場合、多くは保存場所の設定に原因があります。Windowsキー + GでXbox Game Barのオーバーレイを開き、歯車アイコンから 設定へ進みます。次に キャプチャ セクションを選択しましょう。ここに録画ファイルの保存先フォルダが表示されているはずです。通常は C:\Users\あなたの名前\Videos\Captures
のようなパスです。
クラウドストレージ(例:OneDrive)のフォルダに設定されていると、同期の遅延や問題が起きることもあるので、できるだけローカルのフォルダに変更しましょう。また、そのフォルダに書き込み権限があるかも確認してください。
方法3:キーボードショートカットは確実に動作させよう
Windowsキー + Alt + Rのショートカットは、オーバーレイを開かずに素早く録画開始・停止ができる便利な機能ですが、アプリが干渉したり、Game Barが完全に有効になっていないときは動かないこともあります。そんなときは、まずオーバーレイを手動で開き、録画ボタンをクリックしてから同じショートカットで停止してみてください。なぜか一方の環境では勝手に動くのに、別の環境では動かないことも…設定の問題かもしれませんね。
コツ:録画が始まらない場合は、まずオーバーレイを表示させてから録画ボタンを押すと確実です。特に、ほかのアプリを多く起動しているとホットキーが干渉することもあるので注意しましょう。
方法4:権限とバックグラウンドの処理を確認しよう
録画が保存されなかったり、オーバーレイが表示されない場合は、プライバシー設定も見直しましょう。設定 > プライバシーとセキュリティ > マイク と カメラ のアクセス許可設定を確認し、Xbox Game Barに許可を与えます。
また、タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)を開き、Xbox Game Barのプロセスが動いているか確認します。もし動作していなかったりフリーズしていたら、終了させて再起動するかPCを再起動しましょう。
さらに、ウイルス対策ソフトや別の画面録画アプリ(例:OBS)が干渉している場合もあります。必要に応じて、一時的に無効にしてみてください。
方法5:ドライバーとWindows本体を最新状態に更新しよう
ちょっとした裏技的な対処法ですが、古いグラフィックドライバーやWindowsのバージョンが原因で録画に不具合が出ることも。GPUメーカー(NVIDIA、AMD、Intel)の公式サイトから最新版ドライバーをダウンロードしてインストールしましょう。さらに、Windows Updateを実行して、最新版に保つことも大切です。マイクロソフトは定期的にゲームや録画に関する不具合の修正アップデートを出しています。
一部の環境では、ドライバーやOSのアップデートだけで問題が解決したケースもあります。少し面倒かもしれませんが、試してみる価値は十分です。
これであなたの録画環境もスムーズに!必要な映像を確実にキャプチャできるはずです。
まとめ
- 設定からXbox Game Barが有効になっているか確認しよう
- 保存フォルダと権限を確認しよう
- Windowsキー + Gでオーバーレイを開いて録画をスタート・停止
- ドライバーとWindowsを最新に保つ
- プライバシー設定も忘れずに確認しよう
最後に
Windows 11での録画は、ちょっとしたコツさえつかめば難しくありません。何か問題が起きても、適切な設定修正やドライバーの更新、再起動でほとんどは解決します。ツールの挙動が安定しないこともありますが、それを知っておけば焦らず対処できます。少しのコツと知識があれば、動画制作やゲームの保存もスムーズにできるはず。これからも快適な録画ライフを楽しんでくださいね。