Windows 11で複数フォルダーから効率的にファイルを抽出する方法

Windows 11で複数フォルダーからファイルを抽出するコツをご紹介

大量のフォルダーから一度にファイルをドラッグ&ドロップしようとして挫折したことはありませんか?まるで素手で煙を掴もうとするような感じです。でも安心してください、ウィンドウを投げ出さずに済む方法があります。思い出の写真や仕事の書類を整理したいときも、実はそんなに難しくありません。

まずは【エクスプローラー】を開く

最初に【エクスプローラー】を起動しましょう。タスクバーのフォルダアイコンをクリックするか、スタートメニューに「エクスプローラー」と入力すればOKです。これでデスクトップやドライブ内の散らかった情報の山が見えてきます。そこをうまくナビゲートするのが作業の始まりです。

ちょっとした裏技: Windows + Eキーを押すだけでサクッとエクスプローラーを開くことができます。

親フォルダーを見つけよう

次に、必要なサブフォルダーがまとめられている親フォルダーを探します。たとえば、「写真」フォルダや古い「仕事書類」フォルダーなどです。このフォルダーを起点に作業を進めると、無駄に一つ一つ開く手間が省けます。時間もかかりませんし、迷子になる心配もありません。

さらに一流テクニック:アドレスバーに直接フォルダパスを入力してアクセスすることもできます。例:「This PC > ドキュメント > 写真」などです。

検索バーを活用しよう

お次は、画面右上の【検索バー】です。これが実に頼もしい味方です。例えば、画像なら*.jpgと入力して一括検索、または請求書に関するファイルなら「invoice」で検索してみてください。Windows 11の検索機能はサブフォルダー内も見逃さずに調べてくれる優れもの。思ったよりも早く見つかることもあります。油断せず積極的に使いましょう。

便利なワザ:「【検索 > 現在のフォルダー】」を選べば、選択中のフォルダー内だけを検索できます。迷わず効率的な絞り込みが可能です。

ファイルの選び方

検索結果が表示されたら、次は欲しいファイルを選びます。Ctrlキーを押しながらクリックすると複数選択できて便利です。これを使えば、バラバラに選ぶよりずっと楽ですし、時間短縮にもなります。

豆知識: すべて選びたいときはCtrl + Aを押せば一気に選択完了です。

ファイルのコピー・移動

最後に、選択したファイルをコピーまたは移動しましょう。選択したファイル上で右クリックをし、「コピー」または「切り取り」を選びます。その後、目的のフォルダーに移動して右クリックから「貼り付け」を選ぶだけです。とてもシンプルです。

少し上級者向けですが、PowerShellを使えばコマンドラインからの操作も可能です。例としては次の通りです:

Get-ChildItem -Path "C:\親フォルダー" -Recurse -Filter "*.jpg" | Move-Item -Destination "D:\ターゲットフォルダー"

コピーの場合はー

Get-ChildItem -Path "C:\親フォルダー" -Recurse -Filter "*.jpg" | Copy-Item -Destination "D:\ターゲットフォルダー"

ポイントは、Copy-Itemは元のファイルを残し、Move-Itemは実際に移動させることです。必要に応じて使い分けましょう。

急ぎの場合は、Shiftキーを押しながらドラッグするだけで、素早く移動もコピーもできます。押しっぱなしで移動、放したままコピーとなります。

抽出作業のおともに!追加のヒント

基本はシンプルですが、時短やミス防止のための裏技もご紹介します。WinRARや7-Zipといったサードパーティ製の圧縮解凍ソフトは、圧縮ファイルを一括で展開したいときに便利です。作業用の一時的なフォルダーをデスクトップに作ると、ファイル整理が格段に楽になります。ちょっとした工夫で作業効率アップ確実です。

また、PowerShellやバッチファイルを使って、自動化も可能です。頻繁な作業はスクリプト化しておけば、クリックの手間も省けます。定期的に不要なファイルやフォルダーの整理も忘れずに行いましょう。Windows 11の【クイックアクセス】機能もありますが、整理整頓は基本です。大切なデータを失わないためにも、定期的なバックアップもお忘れなく。

ZIPファイルを扱うにはどうしたらいい?
基本的には右クリックで「すべて展開」を選ぶだけです。Windows標準のツールでも十分対応できますし、7-ZipやWinRARを使えば展開方法や保存場所も自由に設定できます。

自動化はできる?
もちろん!PowerShellのコマンドExpand-Archiveを利用すれば、ZIPの展開もスクリプト化できます。例:

Get-ChildItem -Path "C:\アーカイブ" -Filter *.zip | ForEach-Object { Expand-Archive -Path $_.FullName -DestinationPath "D:\展開済み\" }

外付けドライブから抽出できる?
はい、そのままドライブを接続し、通常のフォルダーと同じように操作すればOKです。ただし、「このPC」に表示されていることを確認してくださいね。

間違って移動した場合は?
慌てずにCtrl + Z(元に戻す)を使うか、再び正しい場所にコピーし直しましょう。移動前に十分に確認してくださいね。

どのファイルを選べばいい?
検索機能を賢く使って、ファイルの種類や名前で絞り込みましょう。複雑な検索が必要なときは、コマンドプロンプトのdirコマンドも便利です。

  • 【エクスプローラー】をWindows + Eで開く
  • 親フォルダーを見つける
  • 必要に応じてフィルター検索
  • Ctrl + クリックCtrl + Aで選択
  • 右クリックからコピーや移動を選択

一見面倒に見えるファイル整理や抽出も、慣れると簡単です。Windows 11は標準機能だけでもかなり作業を楽にしてくれますし、頻繁に行うならサードパーティ製ツールも検討価値アリです。整理整頓は見た目だけの話じゃありません。時間短縮やストレス軽減にもつながりますから、日頃から少しずつ心がけていきましょう。ちょっとした工夫で、後々かなり楽になりますよ!