Windows 11での画面共有は簡単そうに見えますが、実は少しクセがあったりします。経験者ならわかるかもしれませんが、「共有ボタン」をクリックしたのにうまくいかないこともありますよね。そこで今回は、よくあるトラブルとその解決策をご紹介します。ズームやTeamsの会議中に「画面共有できない!」と悩んだときの参考にしてくださいね。
基本的には、ボタンをクリックするだけですぐに共有できることがほとんどですが、動かない場合は設定や権限の問題かもしれません。詳しく見ていきましょう。
ステップ1:アプリやプラットフォームを起動する
まずは会議に使うアプリを開きます。Microsoft TeamsやZoom、またはウェブ会議ならブラウザのタブでもOKです。これらのアプリは、特にWindows 11では権限設定や個別の設定が必要な場合があるので注意しましょう。
ステップ2:会議を開始または参加する
やることによりますが、会議を立ち上げるか参加します。ほとんどのアプリでは、「会議を開始」や「参加」のボタンがわかりやすく配置されています。
ただし、初めて使うときは、カメラやマイクのアクセス許可を求めるポップアップが出る場合も。見落とさないようにしましょう。もし出てこなかったら、Windowsの設定 > プライバシー > セキュリティ > 画面録画 & カメラから、該当のアプリに許可を与えているか確認してください。
ステップ3:画面共有ボタンを見つける
アイコンは大抵、モニターや上向きの矢印がついたものです。Windows 11では、会議コントロールの中に「共有」ボタンや、長方形やモニターの形をしたアイコンを見つけてください。迷ったら、マウスをちょっと重ねてみてくださいね。
注意:ウィンドウが最小化されている場合や、別のウィンドウに隠れていると見つけにくいことも。会議ウィンドウがアクティブでフォーカスされていることを確認しましょう。
ステップ4:共有したいウィンドウや画面を選ぶ
共有ボタンをクリックすると、選択肢が表示されます。ここでWindows 11は時々、ちょっとしたトラブルを起こすことも。表示されるのは、開いているウィンドウ一覧や、「画面全体を共有」、「特定のウィンドウを共有」、「Chromeのタブを共有」などです。
ちなみに、全画面共有にはフリッカー(ちらつき)やウィンドウのフリーズなどの問題が出る場合もあります。原因はグラフィックドライバーやアプリの権限に関係していることも。
おすすめは「特定のウィンドウだけを選ぶ」方法。これならプライバシーも守りやすく、トラブルも少ないです。
ステップ5:共有を確定して開始
「共有」をクリックすると、共有しているウィンドウに枠がつきます。これで参加者はあなたの画面を見ることができます。簡単ですね!でも、思ったよりスムーズにいかないこともあります。
画像がぼやけたり、共有が始まらなかったりする場合は、権限の設定を見直しましょう。Windows 11の新しいプライバシー設定では、アプリが画面をキャプチャするのをブロックしていることもあります。設定 > プライバシー > セキュリティ > アプリの権限 > 画面録画から、該当アプリに許可を与えましょう。
また、再起動や権限の設定を一度オフにしてから再度オンにすると解決するケースもあります。Windowsは時々、余計な手間をかけさせることも…。
Windows 11での画面共有のコツ
- アップデートを確認しよう:アプリやWindows本体の最新の状態に保つことが大事です。古いソフトだと権限や機能に問題が出やすいですから。
- 不要なアプリは閉じておく:複数のウィンドウを開きすぎると混乱の元に。画面共有もスムーズに行え、個人的な情報の漏洩も防げます。
- 事前にテストする:簡単なテスト会議を設定してみましょう。多くのプラットフォームでは設定から「テストミーティング」やテスト用のオプションがあります。事前に確認しておくと安心です。
- 通知をオフにする:ピコピコと通知音やポップアップに邪魔されると集中できません。共有前に「おやすみモード」や「集中モード」に切り替えておくのがおすすめです。
- 外部モニターを使う:別のディスプレイから共有するのも良い方法です。スッキリと整理された画面からの共有は見やすくて便利です。
よくある質問
複数人に同時に画面を共有できますか?
もちろんです。Microsoft TeamsやZoomでは複数の参加者に同時に画面を見せることが可能です。ただし、回線の帯域幅が十分でないと、映像がカクついたり遅延したりするので注意しましょう。
特定のアプリケーションウィンドウだけを共有することはできますか?
はい、多くのアプリは1つのウィンドウだけ選択して共有できます。デスクトップや他のアプリの内容を見せずに済むので、プライバシーの保護にも役立ちます。共有したいウィンドウを間違えないように選びましょう。
共有内容をプライベートに保つにはどうすれば良いですか?
事前に不要なウィンドウはすべて閉じておくのが基本です。また、「特定のウィンドウだけを共有」設定を使うのも効果的です。フルスクリーンの共有は通知や個人情報が映りやすくなるので避けたほうが無難です。
画面共有がうまくいかない場合は?
最初にアプリの権限設定を確認しましょう。Windows 11ではセキュリティが厳しくなっているため、設定 > プライバシー > セキュリティ > 画面録画で該当アプリに許可を与えているかを確認してください。それでもダメなら、アプリやPCの再起動が効果的です。GPUドライバーの古さが原因の場合もあるので、最新のドライバーにアップデートしてください。
ウェブブラウザから画面共有はできますか?
はい、ほとんどのウェブ会議ツールはブラウザからも共有可能です。ただし、ブラウザの権限設定も必要です。ChromeやEdgeの場合、「画面共有を許可しますか?」とポップアップが出るので、許可すればOKです。アップデート後に許可設定を再度確認する必要がある場合もあります。
まとめ
- Windowsやアプリの設定から権限を確認しましょう。
- 共有するのは全画面ではなく、必要なウィンドウだけにしましょう。
- 本番前にテストしておくと安心です。
- ソフトやドライバーのアップデートを忘れずに。その方が問題が起きにくいです。
- どうしても動かないときは、再起動や権限の再設定を試してみましょう。
少しでもお役に立てれば幸いです。画面共有は便利なスキルですが、時には少しの調整やトラブルシューティングも必要です。この記事がみなさんの助けになればうれしいです!