Windows 11のフォントを自分仕様にカスタマイズしよう
Windows 11の見た目を自分好みに変えるのは簡単ではありません。特にデフォルトのフォントを変えるとなると、一筋縄ではいきません。今では設定画面のスイッチひとつで簡単に変更できるわけではなく、実はWindowsのレジストリに踏み込む必要があります。でも安心してください。少し注意を払えば、じっくり取り組むことでシステムに大きな影響を与えずにカスタマイズできます。ここでは、安全に進めるコツと手順を詳しく解説します。
なぜここまでやる必要があるのか?
フォントのカスタマイズは見た目だけの小さな変更に思えるかもしれませんが、実は操作性や雰囲気を大きくアップさせるポイントです。見やすい良いフォントを使えば、長時間の作業も負担が少なくなります。標準のフォントに飽きたり、ちょっと退屈に感じるなら、自分の好きなフォントに変えるだけで気分もリフレッシュできますよ。
準備段階:バックアップは必須
レジストリを弄る前に、念のため重要なファイルのバックアップやシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。もしも途中で何か問題が起きても、そのバックアップがあれば安心です。安全第一で進めてくださいね。
- 設定 > システム > 詳細情報 に進む
- 右側のペインで システムの保護 をクリック
- 使用中のドライブ(おそらくCドライブ)を選び、「作成」をクリック
レジストリエディタを開く方法
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、regedit
と入力してエンターキーを押します。これでレジストリエディタが起動します。最深部に入り込む形となるため、慎重に操作してください。一歩間違えるとシステムに悪影響を及ぼす可能性もあります。覚悟ができたら、管理者権限でコマンドプロンプトからも起動可能です。cmd
またはPowerShell
を管理者モードで開き、”regedit”と入力してください。
目的のレジストリパスを見つける
次のパスに進みます:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes。パスをコピーして、レジストリエディタのアドレスバーに貼り付けるとスムーズです。ここでフォントの置き換え設定を行います。FontSubstitutesキーは、通常のフォント(標準はSegoe UI)をあなたの好きなフォントに変更できる場所です。
フォントの入れ替え方法
「Segoe UI」と書かれたエントリを探し、それをダブルクリックします。次に表示されるウィンドウで、新しく使いたいフォント名を入力します。ただし、そのフォントはお使いのPCにインストールされている必要があります。スペルを間違えると認識されず、反映されません。システムにインストールされているフォントは、C:\Windows\Fontsを確認するか、設定の個人用設定 > フォントから確認しましょう。
変更後は再起動を忘れずに
設定が完了したら、レジストリエディタを閉じてPCを再起動します。これにより、変更したフォントが有効になります。もしも見た目がうまく反映されていなかったり、意図した通りにならない場合は、スペルの再確認やバックアップからの復元を検討してください。なかには再起動を二回必要とするケースもありますので、焦らず試してみてくださいね。
役立つヒントとコツ
- フォントを変更する前に、必ずそのフォントがインストールされているか確認しましょう。インストールされていないと、Windowsが勝手に代替を選び、期待通りに反映されません。
- 操作内容をメモしておくと便利です。後で変更点に戻るときの参考になります。
- 見やすくて読みやすいフォントを選びましょう。見た目だけ重視せず、実用性も意識してくださいね。
- フォント名は正確に入力しましょう。ちょっとしたスペルミスが反映失敗の原因です。
- システムの復元ポイントの作成は、ヘルメットをかぶるようなもの。万が一のときの備えとしておすすめです!
よくある質問
どんなフォントでも使えるの?
基本的にはインストール済みのフォントなら問題ありません。ただし、未インストールのフォントを指定しても反映されません。 PowerShell
で Get-ChildItem "C:\Windows\Fonts" | Select-Object Name
を実行して、インストール済みフォントの一覧も確認できます。
レジストリを弄ったらシステムが不安定に?
レジストリの誤操作はシステムの挙動に影響します。必ず事前にバックアップや復元ポイントを作成し、慎重に操作してください。万が一何か問題があった場合は、エクスポートしたバックアップから復元できます。FontSubstitutesキーを右クリック→エクスポートでバックアップを取りましょう。
この方法は安全なの?
手順を守り慎重に進めれば問題ありません。バックアップを取ることを忘れずに。基本的に自己責任の範囲となるため、注意深く操作してくださいね。
フォントを変更したらパフォーマンスに影響は出る?
いいえ、見た目の変更だけですので、PCの動作には影響しません。安心してください。
気に入らない場合、元に戻すにはどうしたらいい?
レジストリに戻って、カスタムフォント名を再度Segoe UI
に変更するか、システムの復元ポイントを使って元の状態に戻しましょう。簡単に操作できます。
少し手間はかかりますが、Windows 11で自分好みのフォントを設定することは十分可能です。少しの注意と忍耐があれば、自分だけの快適な見た目に仕上げられます。見やすさも重視しながら、設定をいじってみてください。もしかすると、ほかにも工夫次第でより良いカスタマイズが見つかるかもしれません。楽しくカスタマイズして、自分だけの快適空間を作り上げてくださいね!
少しでも時間短縮になれば幸いです。ハッピーカスタマイズ!