Windows 11で新しいユーザーアカウントを作成する完全ガイド

Windows 11で新しいユーザーを追加するには

Windows 11で新しいユーザープロファイルを作成するのは思ったより簡単ですし、複数人でデバイスを共有する場合にはとても便利です。これにより、各自が自分専用のスペースを持て、他の人のファイルや設定をいじる必要がなくなります。家族やルームメイト、職場の同僚といった用途にぴったりです。では、その方法をご紹介します。

設定を開く

まず最初に、Windowsキー + Iを押してください。これだけで素早く設定画面にアクセスできます。ショートカットを使いたくない場合は、スタートメニューをクリックし、その中から設定を選びましょう。

「アカウント」セクションを見つける

次に、設定内の「アカウント」を探します。ここにはMicrosoftアカウントの管理やログインオプションの変更など、ユーザーに関する設定が集まっています。ユーザープロファイルを追加したり管理したりするには、このセクションを使います。

「ファミリーとその他のユーザー」へ進む

続いて、「ファミリーとその他のユーザー」をクリックします。これでデバイスに登録されているユーザーの管理画面に入ります。すでに登録されているアカウントが確認でき、新しいアカウントの追加も簡単です。ファミリーアカウントや職場の人などもここから管理できます。コマンドプロンプトやPowerShellを使った方法もあります。

新しいアカウントを作成する

「ファミリーとその他のユーザー」画面で、「アカウントの追加」ボタンをクリックしてください。ウィンドウがポップアップし、設定の案内役をしてくれます。ステップに従って進めれば、自分好みのアカウントを作れます。

コマンドラインを好む方は、こちらの方法もあります:

  • CMD: net user [ユーザー名] /add
  • PowerShell: New-LocalUser -Name "[ユーザー名]"

[ユーザー名]は作成したいアカウント名に置き換えてください。パスワードも設定したい場合は、次の通りです:

  • CMD: net user [ユーザー名] [パスワード]
  • PowerShell: New-LocalUser -Name "[ユーザー名]" -Password (ConvertTo-SecureString "[パスワード]" -AsPlainText -Force)

新しいユーザーのセットアップを完了させる

表示される指示に従って操作を進めれば、新しいアカウントの設定は完了です。Microsoftアカウントにリンクする場合はメールアドレスの入力を求められることもありますが、必要なければ「Microsoftアカウントなしでサインイン(推奨されません)」を選ぶことでローカルアカウントとして設定できます。これで、新しいユーザーは自分だけのデスクトップと設定を持つことができ、プライバシーも保護されます。個人用の設定もバッチリです。

Windows 11のユーザー管理に関する便利なヒント

ユーザーアカウントの作成だけでなく、その管理も大切です。新しいユーザーに管理者権限を与えるべきか、標準ユーザーのままにしておくかを考えながら設定しましょう。再度、設定 > アカウント > ファミリーとその他のユーザーに戻り、該当のユーザーを選択してアカウントの種類を変更をクリックします。必要に応じて権限を調整できます。

Microsoftアカウントと連携している場合は、お気に入りやファイルの同期も簡単です。アカウント設定の変更は、設定 > アカウント > あなたの情報から行えます。

子ども用のアカウントを作る場合は、ペアレンタルコントロールを設定して、安全に管理しましょう。これは、設定 > プライバシーとセキュリティ > ファミリーとその他のユーザーや、Microsoftのファミリーセーフティアプリから簡単に設定できます。

バックアップも忘れずに!大切なデータを定期的に保存しておけば、後々のトラブルも少なくなります。バックアップと復元(Windows 7)や、クラウドバックアップの代表格であるOneDriveを、設定 > 更新とセキュリティ > バックアップから設定しましょう。

最後に、各アカウントのプライバシー設定も見直しておくと安心です。設定 > プライバシーとセキュリティから権限を調整しましょう。

ユーザー管理に関するよくある質問

メールアドレス不要のユーザー作成は可能?

もちろんです!Windows 11では、メールアドレスなしのローカルユーザーアカウントを作成できます。セットアップ時に「Microsoftアカウントを使わずサインイン」を選ぶだけです。シンプルに使いたい方にぴったりです。

ユーザーを削除するにはどうしたらいい?

設定のアカウント > ファミリーとその他のユーザーへ行き、削除したいアカウントを選択して削除をクリック。重要なファイルも失われる可能性があるため、事前にバックアップを取っておくことをおすすめします。コマンドラインから削除する場合は、次のコマンドを使います:

  • PowerShell: Remove-LocalUser -Name "[ユーザー名]"

複数のアカウント間の切り替えは簡単?

はい。Windows 11のクイックユーザー切り替え機能を使えば、スタートメニューWindowsキー + Lを押すだけで切り替え可能です。現在のセッションは一時ロックされ、新たにサインインし直す必要はありません。

各ユーザーにパスワードは必要?

もちろんです!すべてのアカウントにはそれぞれパスワードを設定できます。設定や変更は、設定 > アカウント > サインインオプションから行います。PINやWindows Helloも選択肢です。
※対応デバイスなら顔認証や指紋認証も使えますよ。

パスワードを忘れたらどうする?

管理者権限を持っていればリセット可能です。設定 > アカウント > サインインオプション > パスワードから「パスワードを変更」をクリックしてください。もしくは、コマンドプロンプトやPowerShellで次のコマンドを入力してリセットもできます:

net user [ユーザー名] *

これで新しいパスワードを設定可能です。

ユーザー追加のポイントまとめ

  1. Windowsの設定メニューを開く
  2. アカウント」セクションを見つける
  3. ファミリーとその他のユーザー」を選択
  4. アカウントの追加」をクリックして作成開始
  5. 案内に従って必要な情報を入力、設定を完了させる

Windows 11のユーザープロファイル管理についての総括

複数のユーザーアカウントを設定することで、プライバシーと利便性が大きく向上します。家庭や職場でのデバイス共有もスムーズになるだけでなく、各人が快適に使える環境づくりに役立ちます。アカウントの作成と管理方法を知っておけば、デバイスのセキュリティや使い勝手も向上します。

Microsoftアカウントと連携させれば同期も楽に行えますが、ローカルアカウントはよりシンプルでプライバシー保護につながります。これらの設定をしっかり理解しておけば、多人数の利用やプライバシーの確保も万全です。今日の設定が、将来のトラブルを避ける鍵となるでしょう。

複数のマシンで試してみた経験からも、この記事がお役に立てば幸いです。