Windows 11で動画をカットするのは思ったほど難しくない
Windows 11で動画の不要な部分を切り取るのは、専門的な知識は必要ありません。サイドの余計な部分をカットしたり、動画の中心を狙ったり、見た目をちょっと格好良くしたりしたいときに便利です。しかも、使えるのは標準搭載の「フォト」アプリだけ。難しいソフトを買い足す必要もなし。数クリックで、動画の仕上がりをぐっと良くすることができます。さっそくその方法をご紹介しますね。
Windows 11で動画をトリミングする手順
まずは、対象の動画がデバイス内のどこかに保存されているのを確認しましょう。次に、「フォト」アプリを開きます。通常、スタートメニュー横の検索バーに「フォト」と打ち込むだけです。何度もやってみて、実は違うフォルダだった、なんて経験もありますが、それはお約束です(笑)。
動画を開く
アプリを起動したら、次はトリミングしたい動画を見つけてダブルクリック。ビューアーが開きます。ポイントは、きちんと正しい動画を選んでいるかどうかの確認。間違った動画をトリミングして、「記念日のパーティじゃなくてチュートリアル動画だった…」なんて事態は避けたいですよね。
編集モードに入る
画面上部のメニューから「編集 & 作成」をクリックします。すると、いろいろな編集オプションが表示されるので、「トリミング」「切り取り」などから選びましょう。
ツールを選ぶ
特定の部分だけにフォーカスしたい場合は、切り抜きアイコンを選びましょう。一般的には四隅が調整できる四角形のマークです。アスペクト比にこだわるなら、例として16:9などを指定したいはず。そんなときは、VLCメディアプレーヤーやShotcutといったサードパーティ製のソフトも候補に入れてみてください。ただ、基本的なトリミングなら、「フォト」アプリで十分対応可能です。
トリミング範囲を調整する
さあ、いよいよ本番。切り抜きハンドル(調整用の枠)を動かして、良い感じに仕上げていきましょう。注意点は、特定のアスペクト比を守りたい場合は、調整前に設定しておくこと。より精密な調整がしたいなら、やはりサードパーティアプリの方が向いています。
トリミングした動画を保存する
仕上がりに満足したら、「コピーを保存」や「名前をつけて保存」をクリックしましょう。これで元の動画を上書きする心配もありません。思い出の映像を誤って消さないためにも、新しいファイル名を付けるのは良いアイデアです。
Windows 11でのトリミングに関するお役立ちヒント
ここがポイント:ただし、「フォト」アプリは便利だけれども、できることには限界があります。もっと高度な編集をしたいなら、先ほど紹介したサードパーティ製のソフトに挑戦してみてください:
- VLCには、「ツール」→「切り抜き」といった便利なCropオプションがあります。
- ShotcutやDaVinci Resolveは、より本格的な動画編集を目指す人にはぴったりです。
- 品質に注意しましょう。あまりにトリミングしすぎると、動画がぼやけたり画質が低下したりします。できるだけ高解像度の動画から始めると安心です。
エクスポート後は、メディアプレーヤーで最終結果を確認しましょう。そして、必ずファイルのバックアップも忘れずに。Ctrl + Dで簡単にコピーを作っておくと、後々安全です。
よくある質問:動画のトリミングについて
トリミングしたら画質は落ちるの?
おそらく。ズームやトリミングを重ねると、画像が荒くなったりピクセル化したりする場合があります。できるだけ高画質の動画素材を使いましょう。
第三者ソフトなしでトリミングできる?
もちろん、「フォト」アプリでも基本的な切り抜きは十分可能です。より細かい設定や多彩な調整をしたいときは、専門のソフトを検討しましょう。
「フォト」アプリは動画のファイルサイズ制限がありますか?
基本的には大抵のファイルに対応していますが、大きすぎる動画は処理に時間がかかることも。重い動画にはHandBrakeなどの変換ツールを使うと便利です。
トリミングしながらアスペクト比を変更できる?
はい、「フォト」アプリのトリミングメニューでアスペクト比を選べます。ただし、より詳細にコントロールしたい場合は、ShotcutやDaVinci Resolveの方がおすすめです。
もし間違ってトリミングして後悔したら?
元の動画を上書きしてしまった場合は取り返しがつきません。編集前に必ずバックアップを取る習慣をつけましょう。ファイルを右クリックして「コピー」、さらに「貼り付け」を選ぶだけで簡単です。
まとめ
Windows 11での動画のトリミングは、決して怖い作業ではありません。標準搭載の「フォト」アプリを使えば、初心者でも手軽に動画を整えることができます。もちろん、より高度な編集にはサードパーティのソフトも視野に入れてください。とにかく、練習あるのみ。試行錯誤しながらコツをつかむのが上達の近道です。そして何よりも、ファイルのバックアップは絶対に忘れずに!
重い編集作業にはHandBrakeやFFmpegなどのツールも頼りになります。動画のトリミングに慣れると、仕上がりのクオリティがぐっと高まり、個人利用でも仕事でも動画編集が格段に楽になります。まずは保存してから編集、これが鉄則です!