やっかいなポップアップウィンドウは作業中やブラウジング中に突然現れて、イライラさせられることも多いですよね。幸い、Windows 11でポップアップを止めるのは難しいことではありません。ただ、Windowsが時々やたら設定を複雑にしてくるのも確かです。そこで、いくつか試行錯誤して効果があった方法をご紹介します。完璧ではないかもしれませんが、何もしないよりはずっとマシですから。
Windows 11でポップアップを止める方法
まずはっきりさせておきますが、ポップアップが表示される原因はさまざまです。ブラウザの設定や通知の許可設定、あるいは悪意のあるアドウェアによるものもあります。こちらでは、さほど煩わしさを軽減できるステップを順にご案内します。ただし、一部の操作は設定やショートカットの調整が必要で、100%確実ではない点もご理解くださいね。それでも始める価値はあります。
方法1:ブラウザのポップアップブロック設定を調整
これが一番基本的かつ見落としがちなポイントです。ChromeやEdge、Firefoxなどのブラウザにはそれぞれポップアップブロック機能があります。たとえばChromeやEdgeの場合、設定 > プライバシーとセキュリティ > サイトの設定 > ポップアップとリダイレクトで設定を変えられます。ここで「ブロック」に切り替えましょう。
これは、ほとんどのポップアップはサイト側が生成していることが多いためです。もしまだポップアップが頻繁に出る場合、マルウェアやアドウェアに感染している可能性もあるので、拡張機能を確認し、ウイルススキャンも実施しましょう。
パワープレーヤーのヒント:ブラウザの設定時に、怪しい拡張機能も併せて無効化しましょう。アドウェアが紛れ込んでいることもありますから。
方法2:Windowsの通知設定をオフにする
ちょっと厄介なのが、Windowsの通知が原因で知らない間にポップアップ広告やアラートが出るケースです。設定 > システム > 通知にアクセスし、不要なアプリの通知をオフにしましょう。あるいは、「アプリや他の送信者からの通知を受け取る」設定を全部切ってしまうのも効果的です。
私の環境では、特定のアプリだけ通知を停止しただけでも、90%くらいの邪魔はなくなりました。なぜ効くのかは謎ですが、効果は実証済みです。
注意:信頼できるアプリからの通知は問題ないこともありますが、動きがおかしいと感じたら、一時的に通知を無効化してみてくださいね。
方法3:Windowsセキュリティの設定を調整
Windowsセキュリティの アプリとブラウザの制御 設定もいじる価値があります。これにより、SmartScreenフィルターを調整でき、正規のポップアップもブロックしてしまう悪質なものもあります。SmartScreenを無効にするのはリスクも伴いますが、誤検知による不便を避けたい場合は検討しましょう。
アクセス方法は、設定 > プライバシーとセキュリティ > Windowsセキュリティ > アプリとブラウザの制御です。ここで、Microsoft Edgeや危険なサイトをブロックする設定を変更できます。
ただし、セキュリティ機能をオフにするのは本来推奨されませんが、場合によってはやむを得ないこともあります。
方法4:PowerShellやコマンドプロンプトでアドウェアの除去
悪意のあるソフトウェアやアドウェアが原因の場合、スキャンして掃除するのが効果的です。例えば、Malwarebytesなどのアウトルックを使ったり、次のコマンドをPowerShellで実行してブラウザの設定をリセットできます:
Get-AppXPackage -AllUsers | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}
このコマンドはシステムアプリを再登録し、一部の設定をリセットします。ただし、しつこいポップアップにはやはりマルウェアのスキャンがより効果的です。
方法5:サードパーティの広告ブロッカーやプライバシーツールの導入
完璧な解決策ではありませんが、役立つ手段です。ブラウザの拡張機能uBlock Originなどをインストールしておくと、多くの不要な広告やスクリプトを自動でブロックしてくれます。ブラウザによっては内蔵のブロッカーもありますが、拡張機能の方が性能は上です。
また、Privacy Badgerなどのツールを使えば、トラッカーや迷惑なポップアップを学習して遮断してくれます。
Windows 11でポップアップを抑えるコツ
- ブラウザやWindowsは常に最新の状態に保つ。セキュリティのパッチがポップアップやマルウェアを防ぎます。
- 信頼できる広告ブロッカーの拡張機能を入れる。不要な広告や煩わしいスクリプトをシャットアウト。
- 定期的にマルウェアスキャンを実行。予防は最大の対策です。
- 不審なアプリの通知はオフに。怪しい動きがあればすぐ解除しましょう。
- もし特定のブラウザだけにしつこくポップアップが出る場合は、別のブラウザに乗り換えるのも一案です。標準搭載のブロック機能が優秀なこともあります。
よくある質問
なぜWindows 11でポップアップが止まらないのですか?
大抵はブラウザの設定や通知の許可設定が原因です。あるいはマルウェアに感染しているケースもあります。まずはブラウザの設定を見直しましょう。
ポップアップはパソコンに悪影響を与えますか?
一部は非常に危険なこともあります。特にマルウェア系は、情報を盗んだり不要なソフトをインストールさせたりすることもあります。不審なポップアップを見つけたら注意してくださいね。
すべてのブラウザで一斉にポップアップを防止する方法はありますか?
残念ながら、ブラウザごとに設定が異なるため一括は難しいです。ただし、良い広告ブロッカーを導入し、マルウェアを徹底的に除去すれば改善されます。
ポップアップ防止には広告ブロッカーは必要ですか?
必須ではありませんが、導入しておくと格段に快適になります。ほとんどのポップアップは広告やトラッカーによるものですから、ブロッカーがそれらを遮断してくれます。
これらの方法を試しても効果がない場合はどうしたらいいですか?
その場合は、全面的なマルウェアスキャンやWindowsのリセットを検討してください。一部の問題は設定変更だけでは解決しないこともあります。
まとめ
- ブラウザのポップアップブロック設定を確認・有効にする
- 怪しいアプリの通知は無効に設定
- 必要に応じてWindowsセキュリティの設定も調整
- しつこいポップアップ源にはマルウェアスキャンを実施
- 広告ブロッカーや拡張機能を併用して安全を確保
少しでも誰かの手助けになれば幸いです。ポップアップは本当に鬱陶しいものですが、これらのステップを踏めばコントロールしやすくなるはずです。少しずつでも快適なPC環境を取り戻しましょう。