Windows 11でペンドライブの書き込み保護を簡単に解除する方法

Windows 11でペンドライブの書き込み保護を解除するのは、やり方が分からないと面倒に感じることがあります。まずは、もしペンドライブに物理スイッチが付いているなら、さっと切り替えてみてください。小さなスライダータイプのものが一般的です。設定が間違っているだけなら、これだけであっさり解決します。ただし、すべてのドライブに物理スイッチがあるわけではないので、その場合は他の方法を試しましょう。

方法1:物理スイッチを確認しよう(もちろん、Windowsがわざわざややこしくしてるからですが)

もしスイッチが付いているなら、「書き込み禁止」側から「許可」側へスライドさせてください。これだけでOKです。最もシンプルで効果的な方法です。これですぐに書き込み・読み取り両方のアクセス権が復活します。多くの場合、これだけで解決しますが、すべてのドライブにスイッチが付いているわけではないので次の方法に進みます。

方法2:Diskpartコマンドを使う(Windowsは時に余計に面倒なことをしやがる)

コマンドプロンプトを管理者権限で開きます(Win + Xを押して「Windows Terminal(管理者)」を選ぶか、「cmd」で検索して「管理者として実行」)。次に、<code>diskpart</code>と入力してEnter。続けて、<code>list disk</code>を入力すると、接続されているディスクの一覧が表示されます。サイズを見て、自分のペンドライブを見つけましょう。識別できたら、<code>select disk X</code>(Xはあなたのドライブ番号に置き換えてください)、最後に <code>attributes disk clear readonly</code>を実行します。

このコマンドは、ドライブのファームウェアやWindows側の設定にある書き込み保護属性を取り除くことを意図しています。成功したという報告もあれば、失敗して再起動して試す必要があったというケースもあります。手早くて比較的安全な方法なので、とりあえず試す価値はあります。ただし、他のディスク操作コマンドは知識のある人だけが行ってくださいね。

方法3:レジストリを操作してみる(Windowsは結構複雑にしてくるから)

Win + Rを押して、「regedit」と入力してEnter。次に、HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\StorageDevicePoliciesに移動します。もし思った場所に「StorageDevicePolicies」キーがなければ、自分で作成してください。

右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット値)」を選び、「WriteProtect」という名前にし、値を0に設定します。これには少し注意が必要です。誤字や誤操作が原因で問題が起きることもある上に、最初からキーが存在しない場合もあります。その場合は自分で作成してください。

ただし、レジストリの変更はシステムに影響を及ぼす可能性があるため、慎重に行いましょう。信頼できるガイドを見ながら確認しながら行えば安全です。意味のない書き換えは避けてくださいね。

方法4:ドライブのプロパティを確認してみる

このPCを開き、ペンドライブを右クリックしてプロパティを選びます。全般タブに進み、「読み取り専用」のチェックボックスにチェックが入っていないか確認します。もし入っていれば外し、「適用」をクリックしましょう。

簡単な操作ですが、ファイルシステムの破損やハードウェアの不具合が原因で失敗することもあります。それでも、他の方法に進む前の基本チェックとして試す価値はあります。

方法5:ドライブをフォーマットする(最終手段、データ喪失のリスクあり)

上記の方法で解決しない場合は、重要なデータのバックアップを取るか、さっさとフォーマットしましょう。このPCで対象のドライブを右クリックし、「フォーマット」を選びます。ファイルシステム(NTFSまたはFAT32)を選択し、「開始」します。フォーマットはすべてのデータを消去しますが、最も確実に書き込み保護を解除できます。

ただし、フォーマットは究極の選択です。ドライブのファームウェアがロックされている場合や、修復できないほど破損している時のみ、最後の手段として使います。これでペンドライブは再び使いやすくなるはずです。

Windows 11でペンドライブの書き込み保護を解除するためのヒント

  • まずは物理スイッチの有無を確認しましょう。最速です!
  • 作業前に必ず重要なデータのバックアップをとることをおすすめします。#安全第一
  • Diskpartやレジストリをいじるときは注意してください。ちょっとしたミスが大きなトラブルにつながることもあります。
  • ハードウェアの故障や物理的な損傷がないかもチェックしましょう。そうでないと、手立てが見つからなくなります。
  • Windowsのアップデートを欠かさないことも大切。アップデートにはドライブの不具合修正が含まれている場合もあります。

よくある質問

Diskpartを使っても書き込み保護を解除できません。なぜですか?

それは、ドライブが物理的に壊れているか、ファームウェアロックがかかっている可能性があります。Diskpartはハードウェアレベルの保護を解除できません。また、ドライブが破損していて読み取り専用になっている場合、操作が進まないこともあります。

レジストリキーが存在しない場合はどうしたらいいですか?

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Controlの中に、StorageDevicePoliciesを手動で作成し、その中にWriteProtectというDWORD値を作り、0に設定します。少し手間ですが、レジストリ操作は注意深く行いましょう。

書き込み保護はウイルスの仕業ですか?

感染したマルウェアやウイルスによって、書き込み制限がかかることがあります。もし心配なら、きちんとウイルススキャンを行うのも良いでしょう。

フォーマットが必要ですか?

いいえ。まずは他の方法を試してみて、それでも解決しなかった場合のみ検討してください。フォーマットはあくまで最終手段です。データはすべて消えてしまいます。

レジストリの設定変更はパソコンにダメージを与えますか?

正しい手順を守れば大丈夫です。ただし、レジストリは敏感な場所なので、間違った操作は危険です。作業前には必ずバックアップを取りましょう。

まとめ

  • まず物理スイッチがないか確認しましょう。
  • diskpartコマンドで書き込み制限を解除できる場合があります。
  • レジストリを編集して書き込み保護を無効にします。
  • ドライブのプロパティ設定も確認しましょう。
  • 最後の手段としてフォーマットを行う場合は、データが失われることを理解しておいてください。

これで少しでも作業時間を短縮できれば幸いです。頑丈なドライブの問題は厄介ですが、選択肢は意外とあります。お役に立てれば幸いです。頑張ってください!