Windows 11でのスクリーンショットは、意外と簡単にできそうに思えるかもしれませんが、実はトラブルに見舞われることも。たとえば、「PrtScn」キーを押しても何も写らなかったり、指定した保存場所にスクリーンショットが見つからなかったり、といった経験があるかもしれません。このガイドでは、現実的な解決策を紹介し、問題をクリアにしていきます。これで、真っ白な画面や迷宮のような設定に悩まされることも減るはず。信頼できるスクリーンショットの方法を持っていれば、バグの記録やレシートの保存、面白画像のキャプチャもスムーズに行えます。最後まで読めば、自分の環境に合わせて最適な方法や、よくあるトラブルの対処法もわかります。
Windows 11でスクリーンショットのトラブルを解決する方法
方法1:キーボードショートカットの設定を見直そう
「PrtScn」や「Windows + Shift + S」を押しても反応がないときは、まずファンクションキーの設定を確認しましょう。レノボやデルなど、一部のノートパソコンには「Fnロック」があり、キーの動作が切り替わることがあります。
- 設定アプリの 設定 > Bluetoothとデバイス > キーボード へ進む。
- ファンクションキーやショートカットに関係する設定を探す。機種によっては、「F1, F2 などを標準のファンクションキーとして使用」設定をオンにする必要があります。
- もしもファンクションキーの動作が逆の場合は、Fn + PrtScnを試してみてください。
この設定変更が効くケースが多く、メーカー独自のソフトウェア(Dell、HP、Lenovoなど)がキー割り当てを変更していると、Windowsが正しく認識しない場合もあります。設定を見直すだけで問題解決につながることがほとんどです。
方法2:Snip & Sketchや切り取り&スケッチが有効になっているか確認しよう
実は、Windows 11はアップデート後に内蔵の切り取りツールが不調になることも。特に「Windows + Shift + S」が反応しない、またはエラーになる場合は、まずこれを直しましょう。
- 設定アプリの アプリ > インストール済みアプリ から検索します。
- 「切り取り & スケッチ」や「切り取りツール」がインストールされていなければ、Microsoft Storeからダウンロードします。
- 再インストールや更新で改善される場合も。Windowsのアップデートと併せて、アプリの修復も試してみてください。
- 設定 > アプリ > アプリと機能 > 該当アプリの横にある 詳細オプションから 修復を選択できます。
- 場合によっては、「リセット」や「アプリの再インストール」が行動解決に役立ちます。
方法3:スクリーンショットの保存場所や権限を確認しよう
Windows + PrtScnを押しても何も起きない場合、画像の保存場所に気づいていない可能性も。保存先のフォルダや書き込み権限の問題かもしれません。
- エクスプローラーを開き、PC > ピクチャ > スクリーンショットを確認します。
- フォルダが存在しない、または空の場合は、新しく「Screenshots」というフォルダをピクチャ内に作成してみてください。もう一度試しましょう。
- さらに、Windowsに保存権限があるかも重要です。
- 設定 > プライバシーとセキュリティ > ファイルとフォルダー に進みます。
- 「アプリにピクチャフォルダーへのアクセスを許可する」設定がオンになっているか確認します。
Windowsは時折、許可の設定次第でファイルの保存を拒否することもあります。これが原因で、ショートカットを押しても何も保存されないという状況になるわけです。
方法4:サードパーティ製のソフトや別のショートカットを使ってみる
標準のツールが動かないときは、サードパーティのアプリを試すのもアリです。例えば、「Greenshot」や「ShareX」などは多機能で便利。操作性や編集機能も優れており、Windows標準のツールがイマイチの場合に役立ちます。
また、ゲーミングやフルスクリーンアプリケーションでは、Windowsのショートカットが使えない場合もあります。その場合は、Xbox Game Bar(Xbox Game Barの使い方)がおすすめです。
「Windows + G」キーで簡単に呼び出せ、フルスクリーン中でもスクリーンショットを撮ることができます。
どの方法を試すにしても、Windowsは複雑な仕組みになっているため、アップデート後にショートカットが動かなくなることも。再起動や設定の見直しも効果的です。また、キーが正しく割り当てられているか、アプリがきちんとインストールされているか、権限設定は適切か、といった点もチェックしましょう。少し手間がかかることもありますが、焦らず少しずつ解決していけば、きっと問題は解決しますよ。