Windows 11にゲストアカウントを作るのは難しいことではありませんが、もう少しシンプルにできるはずなのに、ちょっとわかりづらいと感じることも。基本的に、あなたの私物に干渉せずに、訪問者や一時的なユーザーがインターネットを使ったりアプリを試したりできる「隔離された」ローカルアカウントを作成するイメージです。これは、家に来る友人や一時的な作業用ユーザーにとって、とても便利な機能です。メインのパスワードを教えたり、設定を崩されたりせずに済みますので安心です。
Windows 11でゲストアカウントを設定するステップバイステップガイド
ゲストアカウントを作成すればプライバシーを守れますが、Windowsはやることが多くてちょっと分かりづらいことも。私が実際に試してうまくいったやり方をご紹介します(Windowsはたまにこうした設定を隠しがちなので、根気よく行きましょう)。
ステップ1:設定を開く
Windowsキー + Iを押すか、スタートメニューの歯車アイコンをクリックして、すぐに設定にアクセスします。複雑なメニューをいちいち探さなくても、これ一つでOKです。
ステップ2:アカウントを開く
設定画面のサイドバーにあるアカウントをクリック。ここでユーザープロファイルやサインイン情報、家族管理を行います。
ステップ3:家族とその他のユーザーを選ぶ
次に家族とその他のユーザーをクリックします。ここでは、Microsoftファミリーに入っていないユーザー(つまりゲスト用)を追加できます。
ステップ4:新しいユーザーを追加
他のユーザーの項目の下にあるアカウントの追加をクリック。すると、Microsoftのメールアドレスを尋ねられますが、無視して構いません。
ステップ5:’この人のサインイン情報がありません’を選ぶ
Windowsがサインイン方法を尋ねたら、この人のサインイン情報がありませんを選択しましょう。これでメールなしのローカルアカウント作成画面に直接進めます。
ステップ6:ローカルアカウントを作成する
Microsoftアカウントを使わないユーザーを追加を選びます。あとは、好きなユーザーネーム(例:「ゲスト」)を入力し、必要に応じてパスワードも設定できます。ただし、すぐに使うなら何も入力しないままでもOKです。少しコツが必要な場合もあります(最初は失敗したり、再起動が必要なことも)。 Windowsはちょっと不安定なこともあるので、根気よくやりましょう。)
これでメール不要のシンプルなローカルアカウントが作成されます。ゲストはログインできるだけで、あなたのファイルや設定にはアクセスできませんし、システムの設定変更もできません。これは一時的に使いたいときにぴったりです。設定によってはうまくいかない場合もありますので、もしうまくいかなかったら少し待つか再起動してみてください。
Windows 11でゲストアカウントを快適に使うためのヒント
- アカウント名は誰にでもわかりやすい名前(例:「ゲスト」「訪問者」)にしましょう。見つけやすくなります。
- ゲストアカウントはソフトウェアのインストールができません。これはシステムの安全にとって良いことです。
- 不安な場合は、ゲストが何をしているか定期的に確認。不要になったらアカウントを無効化しておくと安心です(設定の「家族とその他ユーザー」からオフにできます)。
- パスワードはシンプルなものにするか、使わない設定も可能です。退出後はアカウントを無効にしておくのがおすすめです(Windowsはときどきアカウントの無効化がうまくいかないこともあります)。
- 何よりも、メインのアカウントを絶対にログイン状態のままにしないこと。念のためです。
よくある質問
ゲストアカウントから私の個人ファイルを見ることはできますか?
いいえ、できません。ゲストアカウントはサンドボックス化されているため、プライベートなファイルにはアクセスできません。
作った後でゲストアカウントを削除できますか?
もちろんです。設定の 設定 > アカウント > 家族とその他のユーザー から削除すれば、もうアクセスできなくなります。
ゲストは新しいプログラムをインストールできますか?
できません。権限が制限されているため、不用意なソフトのインストールやマルウェア感染を防げます。
ゲストアカウントを管理者に昇格させることは可能ですか?
技術的には可能ですが、お勧めしません。もしどうしても必要な場合は、「家族とその他のユーザー」から対象のアカウントを選び、アカウントタイプを「管理者」に変更してください。
ゲストアカウントにはMicrosoftアカウントが必要ですか?
いいえ。ローカルアカウントとして作成すればOKです。Windows 10や11の新規ユーザー作成と同じ感覚です。
まとめ
- 設定を開く
- アカウントに進む
- 「家族とその他のユーザー」に行く
- 「ユーザーを追加」をクリック
- 「この人のサインイン情報がありません」を選択
- ローカルアカウントを作成し、わかりやすい名前をつける
このやり方で少しでも誰かの助けになれば幸いです。設定自体は少し面倒ですが、一度済ませればあとは簡単に人にPCを使わせることができ、あなたのデータの安全も守れます。やっぱりWindowsは少し余計な工夫が必要ですね…。