SteamリンクなしでiPadにSteamゲームをプレイする方法:完全ガイド

Steamリンクを使わずにiPadでSteamのゲームを楽しむのは可能です。ただし、少し工夫が必要になることも。基本的には、PCのデスクトップをサードパーティ製のアプリ(例えばParsecやMoonlight)を使ってストリーミングし、iPadからリモート操作する仕組みです。これにより、Steamを起動してゲームをプレイできるわけですが、快適にプレイするには安定したWi-Fi接続が不可欠です。遅延や動作のカクつきが気になる場合もあるので注意しましょう。

ステップバイステップ:SteamリンクなしでiPadにSteamゲームをプレイする方法

Step 1:PCにリモートデスクトップアプリをインストール

まずは、リモートデスクトップアプリを用意しましょう。おすすめはParsecMoonlightです。これらのアプリは、あなたのPCをストリーミングサーバー化します。公式サイトやGitHubからダウンロードでき、インストールもシンプルです。たとえばMoonlightを使う場合、NVIDIAのGPUをお持ちならNVIDIA GeForce Experienceをインストールしておきましょう。これは、スムーズなストリーミングに必要なGameStream機能を利用するためです。Parsecはより汎用性がありますが、設定を少し調整する必要があります。

注意点:Moonlightでは、設定からNVIDIA GeForce Experience Streamingを有効にしてください。Parsecはアプリを起動し、案内に従ってセットアップします。

Step 2:iPadにも同じリモートデスクトップアプリをインストール

次に、iPadのApp StoreからMoonlightまたはParsecをダウンロードします。公式バージョンを選び、アプリをインストールしましょう。どちらも同じアカウントにログインするか、ペアリング設定を行うことが重要です。これでPCとiPadが連携できる状態になります。

Step 3:アカウントの設定

必要に応じてアカウント登録を行います。特にParsecは、アカウントを作成してログインしておくと便利です。Moonlightは基本的にペアリングだけで済むことが多いです。PCのIPアドレスとペアリング情報を入力して接続設定を進めますが、少し設定に時間がかかる場合もあります。接続がうまくいかないときは、PCやルーターの再起動やネットワーク設定のリセットを試してみてください。

Step 4:ネットワーク設定を最適化

これが非常に大事です。PCとiPadは同じWi-Fiネットワークに接続している必要があります。できれば5 GHz帯のWi-Fiを使い、遅延を減らしましょう。ネットワークに混雑や遅れがあれば、通信速度を優先した設定や、有線LAN接続も検討してください。さらに、PCのファイアウォール側でストリーミングアプリへのアクセスを許可しておきましょう。Windowsの場合は、「コントロールパネル > Windows Defender ファイアウォール > アプリの許可」で設定可能です。

Step 5:両方のデバイスでアプリを起動し、接続

まずPC側でストリーミングアプリを起動し、接続用のコードまたはIPアドレスを共有します。その後、iPadのアプリを開き、PCを選択またはコードを入力。MoonlightやParsecの一覧にPC名が表示されたら、タップすれば自動的に接続される場合が多いです。最初はうまくいかないこともありますが、諦めずに何度か試してみてください。ネットワーク設定の見直しや再起動も効果的です。

Step 6:PCのSteamをリモート経由で起動し、ゲームをプレイ

接続完了後は、iPadの画面にPCのデスクトップが表示されます。タッチ操作やBluetoothコントローラー(こちらを推奨します)を使ってSteamを起動し、ゲームを楽しみましょう。映像と音声もWi-Fi経由でストリーミングされるため、ポケットの中のゲーミングマシンのように体験できます。ただし、インターネット回線が遅いと遅延やカクつきが出やすいので、なるべく高速な環境を整えましょう。設定次第で快適さは向上します。例えばMoonlightでは、ストリーミングのビットレートを下げると遅延を抑えられますが、その分画質は落ちます。試行錯誤しながら最適解を見つけていきましょう。

SteamリンクなしでiPadにSteamゲームをプレイするコツ

  • Bluetoothコントローラーを用意しよう:XboxやPlayStationのコントローラー、または安くて信頼できる互換製品がおすすめ。タッチ操作より操作性が格段に良くなります。
  • グラフィック設定を調整:ゲーム内の解像度やグラフィックを落とすと、データ量が減りストリーミングがスムーズになります。
  • ソフトウェアとドライバーを最新に:アプリやSteamのクライアントは常に最新バージョンに保ち、バグ修正や最適化を受け取りましょう。
  • 背景アプリを閉じる:PCとiPadのリソースを確保し、動作を軽くします。
  • 対応ゲームか確認:すべてのゲームが快適にストリーミングできるわけではありません。特にFPSやパーティゲームは遅延が出やすいので注意です。

よくある質問

この方法で全てのSteamゲームが遊べますか?

ほとんどのゲームは遊べますが、重い3Dや高負荷なゲームでは遅延や動作の乱れが出ることもあります。PCのスペックやネット環境次第です。

遅延はありますか?

はい、特にWi-Fiの品質次第です。5 GHz帯のWi-Fiを使えば改善できますが、完全にレスポンスが良くなるわけではありません。

ハイスペックなPCは必要ですか?

必須ではありませんが、性能の良いPCほど映像の品質や安定性が向上します。古いCPUだとエンコードで苦労します。

これらのアプリは無料ですか?

ほとんど無料です。Moonlightはオープンソースで、Parsecも基本は無料に利用可能です。ただ、一部の高機能は有料のこともあります。

Wi-Fi以外の方法はありますか?

モバイルデータを使うのはおすすめしません。通信遅延やパケット制限のリスクが高いためです。

まとめ

  • PCにリモートデスクトップアプリをインストール
  • iPadにも同じアプリを入れる
  • アカウント登録やペアリング設定を行う
  • ネットワークを安定させる(有線や5 GHz推奨)
  • 両方のアプリを起動して接続
  • PCのSteamをリモートで起動し、プレイ開始!

結論

これで、デスクに縛られずリビングやベッドで気軽にゲームが楽しめます。もちろん完璧ではなく、遅延や途中で途切れることもありますが、カジュアルプレイや友達と遊ぶには十分です。Steamライブラリに手軽にアクセスでき、わざわざ高価なストリーミング機器や有料アプリを使わずに済むのも魅力です。最も重要なのは、良いWi-Fi環境を整えること。あとは設定を調整しながら快適さを追求しましょう。少しでもお役に立てれば幸いです。ゲームを楽しんでください!

まとめ

  • PCにリモートデスクトップアプリをインストール
  • iPadにも同じアプリをインストール
  • アカウントやペアリングの設定を行う
  • ネットワーク設定を最適化(できれば有線や5 GHz Wi-Fi推奨)
  • 両デバイスを起動し、接続してSteamをリモート操作

少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。