Windows 11にアップグレードしたけど、なぜかスクロールが変な方向になってしまった…なんてことありませんか?反転の挙動や操作がおかしいと、作業の流れもつまずいてしまいますよね。幸い、スクロール方向を逆にするのはそこまで難しくありません。やり方さえわかれば、デバイスマネージャやタッチパッド・マウスのドライバ設定を弄るだけです。ただ、たまにレジストリを手動で書き換えたり、サードパーティ製のソフトを使ったりする必要もありますが、それも慣れれば問題なしです。ちょっと面倒ですけど、ちゃんと効きますよ。 Windows 11でスクロール方向を逆にするステップバイステップガイド この方法を試す理由は、操作感をより自然にするためです。特にMacやスマートフォンから移行してきた方には効果的です。操作中に「なんか違うな」と感じる場合や、アプリのスクロールが逆になっていたり、自分の好みに合わせて変更したいときに役立ちます。実行すると、これまでのスクロール挙動から別の方向へと切り替わるため、作業が快適になるはずです。設定によっては一瞬で済む場合もありますが、ドライバの再インストールやPCの再起動が必要なこともあります(Windowsはどうも面倒なことをするのが好きなようです)。 方法1:デバイスマネージャを使った手動操作 まずはデバイスマネージャを開きましょう。スタートボタンを右クリックして<>デバイスマネージャを選択してください。次に、マウスとその他のポインティングデバイスの項目を探します。ここには、お使いのタッチパッドやマウス、時には汎用のHIDデバイスが表示されているはずです。特にノートパソコンをお使いの方はここにリストされていることがほとんどです。 対象のデバイスを見つけたら右クリックして< strong>プロパティを選びます。そして< strong>ドライバータブに切り替えます。ここにはドライバの更新だけでなく、スクロール方向の設定変更ができる場合もあります。ただし、必ずしもすべてのドライバにそういった設定があるわけではありません。一部のドライバでは< strong>ドライバの更新ボタンが表示されることもあります。そこからWindowsにオンラインで最新のドライバを検索させるか、自分のパソコン内のドライバフォルダにあるものを指定してください。 ドライバの更新が終わったら、タッチパッドやマウス専用のユーティリティやドライバソフト(例:SynapticsやLogitechのツール類)を開いてみてください。多くの場合、そこでスクロール逆方向の設定を変更できます。たとえば、Synapticsドライバの場合はデバイス設定 > スクロールのセクションに進み、設定をひっくり返すだけです。 ちょっとしたコツ:システムトレイや設定アプリからタッチパッドやマウスのドライバソフトを開き、スクロールの向きにトグル(切り替えスイッチ)があるか確認してみてください。ドライバやユーティリティの更新だけで、操作感を簡単に逆にできる場合もあります。ちなみに、一部のマシンではこの設定変更にはPCの再起動が必要だったりします。設定後はリスタートをお忘れなく。 方法2:レジストリを編集して逆方向に変更(ドライバ設定が見つからない場合) すべてのデバイスやドライバが設定項目を公開しているわけではありません。そこで、レジストリを直接操作してみる手もあります。ただし、レジストリエディタは操作ミスが怖いため、初心者は注意してくださいね。まず、検索ボックスにregeditと入力し、管理者権限で起動します。次に、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\HIDのパスを辿ります。そこにあなたのタッチパッドデバイスのレジストリキーがありますが、見つけるのは少し骨が折れるかも。デバイスIDや製造元の名前を頼りに見つけましょう。 目的のキーを見つけたら、関連付けられている値に< strong>ScrollDirectionや似た名前のものがあるか確認します。それを1から0へ変更したり、逆にします。Windowsは一筋縄ではいかないことも多く、レジストリの階層が深くて見つからない場合もあります。もし迷ったら、検索エンジンでお使いのデバイスモデル+「レジストリ 逆スクロール」と調べてみるとよいでしょう。 書き換えたらレジストリエディタを閉じて、PCを再起動してください。動作が変わっているはずです。これでうまくいけばラッキーですが、正直ちょっとしたハックなので、効果が長続きしないこともあります。あまり自己責任で行うことをおすすめします。 方法3:ソフトウェアやサードパーティのアプリを使う もし上記の手順が面倒だったり効果が見られなかったりした場合は、サードパーティ製のアプリを使うのも手です。私が試した中では< strongly>AutoHotkeyスクリプトや< strong>KatMouseなどが便利です。これらのツールは、スクロール方向の反転をさっと切り替えることができて、ドライバやレジストリ操作よりも安全・簡単に設定できます。特に複数のデバイスを頻繁に切り替える人には便利です。