お子さまのためのWindows 11搭載ノートパソコンの設定ガイド
新しいWindows 11のノートパソコンをお子さま用に準備するのは簡単ではありません。ただユーザーアカウントを作るだけでは不十分です。安全に使えるように設定を整えたり、管理しやすくしたり、ついでに怪しいソフトのインストールやYouTubeを長時間見続けるのを防ぐ工夫も必要です。 お子さま用のWindows 11パソコンの設定方法 ポイントは、「安心して使える環境を作ること」と「過度に縛りすぎないこと」のバランスです。子どもにとって自由と安全の両立は、思ったより難しいものです。 ステップ1:お子さま用のアカウントを作る まずは設定からアカウントに進み、家族とその他のユーザーを選びます。そこから家族メンバーを追加すれば、自動的に子ども用アカウントが作成されます。これは、子どもに自分専用のデジタル空間を与えるようなものですが、リードも付いています。 メリット:見られる内容や操作を管理できるため、スクリーンタイムの制限やアプリの制限、活動記録の確認が可能です。安全なネット利用の土台作りにぴったりです。 対象となる場面:インターネットを使ったりゲームをしたり、制限なしで端末を使わせるときに設定しましょう。 注意点:子どもは自分のアカウント(あなたと別)を持ち、Microsoft Family Safetyを通じて管理できます。ただし、設定がうまくいかず動かないこともあるため、その際は再起動やサインアウト・サインインを試してみてください。 ステップ2:Microsoft Family Safetyの設定 次にMicrosoft Family Safetyにアクセスします。無料のサービスですが、とても便利です。スクリーンタイムの管理、アプリの使用状況の確認、活動レポートの取得もできます。 メリット:お子さまのオンライン上の動きが把握でき、長時間の画面使用を抑制したり、不適切なコンテンツのアクセスを制限したりできます。Windowsの制限設定が複雑なため、しっかり設定しておきたいところ。 いつ使うか:YouTubeに無断でアクセスしたり、アプリを勝手にインストールしようとする場合に有効です。また、バランスの良いデジタル習慣を促すときにも役立ちます。 見える内容:一日の利用時間の制限や、これまでの活動のレポートなど。設定が反映されるまでに少し時間がかかることもあります。デバイスやアプリを再起動すると良いでしょう。 ステップ3:ペアレンタルコントロールの調整 Family Safetyの中で、コンテンツフィルター、アプリのブロック・解除、新しいソフトのインストール制限などを設定できます。これは、「安全・適切」な利用を守るゲートキーパーの役割です。 メリット:子どもが怪しいサイトを誤ってクリックしたり、不適切なソフトをインストールしたりしないように防止できます。特定のゲームだけ制限したいときにも便利です。