Windows 11でのJAVA_HOME設定方法:ステップバイステップガイド
Windows 11でJAVA_HOME環境変数を設定するのは意外と簡単なようで、実際には少しややこしいこともあります。この変数は、システムに「Javaはこの場所にありますよ」と教えるもので、アプリやツールが迷わずJavaを見つけられるようにします。Java開発をしていて、IDEやコマンドラインからJavaが見つからなくて困ったことがあれば、その原因はJAVA_HOMEの設定ミスや未設定かもしれません。ここでは、さまざまな設定環境で私自身が試して効果的だった方法をご紹介します。 Windows 11でのJAVA_HOME設定手順 まずは、Javaが実際にどこにインストールされているかを確認しましょう。一般的にはC:\Program Files\Java\jdk-版本のような場所です。エクスプローラーを開き、Program Files\Javaフォルダー内を確認し、正確なフォルダー名を把握してください。もし、32ビット版をインストールしている場合はC:\Program Files (x86)\Javaにあることもありますが、これは今では少ないケースです。Windowsはわざわざ余計な手間をかけさせるので、確実にパスを把握しておきましょう。そのパスを知ったら半分はクリアです。 ステップ1:Javaのインストール場所を見つける コマンドプロンプトを開いてjava -versionやwhere javaと入力し、Javaが既にパスに登録されているかどうかを確認してみてください。少し奇妙に思えるかもしれませんが、環境によってはターミナルにJavaの情報が表示される場合とそうでない場合があります。where javaが正しいフォルダーを指しているなら、そのフォルダーが存在するかも確認しておきましょう。誤ったパス設定や古いパスは、よくある原因です。 ステップ2:システムの詳細設定へアクセス スタートボタンを右クリックし、システムを選びます。次に画面の右側にある詳細設定をクリック。もしくは、Windows + Rキーを押してsysdm.cplと入力し、Enterキーを押してください。少し古風ですが確実にたどれる方法です。これでシステムのプロパティウィンドウが開き、その中から環境変数の設定が行えます。 ステップ3:環境変数の設定 システムのプロパティ画面下部にある環境変数ボタンをクリックします。すると、ユーザーごとの変数とシステム全体に適用される変数の一覧が表示されます。JAVA_HOMEを追加する場合、特に複数のユーザーにまたがって使いたい場合はシステム変数側に設定しましょう。新規(N)をクリックして、名前にJAVA_HOMEと入力し、先ほど確認したJavaのインストールディレクトリのパス(例:C:\Program Files\Java\jdk-version)を貼り付けます。 ステップ4:Pathに追加 次に、システム変数内のPathを探して選択し、編集をクリックします。新しいエントリとして%JAVA_HOME%\binを追加します。これが重要なポイントです。この設定がなければ、コマンドプロンプトやPowerShellでjavaコマンドを入力しても、「見つからない」とエラーになることがあります。一部の環境では、最初はうまくいかず何度も再起動した後に動き始めるケースもあります。 おまけ:端末やエディタの再起動もお忘れなく 設定後は、コマンドプロンプトや統合開発環境(IDE)を一度閉じてから再起動しましょう。場合によっては、Windowsの環境変数のキャッシュが効いていることもあるためです。どうしても動作がおかしいときは、一度PCの再起動もおすすめします。echo