iPadを使って講義スライドにメモを取ると、効率がグッとアップします。ハイライトや下線を引いたり、さっとメモを書き込んだり、整理整頓も簡単にできる便利さは格別です。ただし、ファイルのインポートやデバイス間の同期など、ちょっとした癖や難点もあるので、現実的な使い方の流れをご紹介します。 iPadで講義スライドにノートを取る方法 基本的には、授業の資料をデジタルノートとしてiPadに取り込んで、直接書き込みや整理を行うイメージです。ポイントは、シンプルに整理しやすくしておきながら、万が一のバックアップも確保しておくこと。これまで試してみて効果的だった方法を、おおまかなステップに沿ってご案内します。完璧ではないけれど、実用的なやり方です。 STEP1:ノートアプリをインストールする まずはNotabilityやGoodNotes、OneNoteなどの定番アプリをApp Storeからダウンロードしましょう。これらはPDFやスライドへの書き込み・注釈の定番ツールです。最初にこれをセットアップしておかないと、後からインポート時に面倒になることも。NotabilityやGoodNotesは機能が豊富で、ファイルのインポート、手書きや描画、音声録音までできて、とても便利です。 STEP2:講義スライドを取り込む ここがちょっとだけややこしい部分です。アプリを開き、インポートや開くのオプションを探します。通常はプラスアイコンやクラウドアイコンが目印です。ローカル保存やiCloud、Google Drive、Dropboxなどから取り込み可能です。ファイル形式はPDFやPowerPoint(PPTX)、Keynoteが一般的ですが、PowerPointは一度PDFに変換しておくと、インポートがスムーズになります。PowerPointのまま取り込もうとすると、変換と整理に手間取ることもありますので、ご注意を。 STEP3:ノートの整理 効率的に使うには、整理が大事です。フォルダやセクションを活用しましょう。例えば、「生物学」フォルダを作り、その中に各章や週ごとのサブフォルダを作成。これなら試験前に「あのスライドはどこだっけ?」と迷わずに済みます。ファイル名も、「Bio_Chapter3_Slides.pdf」のように分かりやすく付けると、後で見つけやすくなります。 STEP4:スライドに注釈をつける ここが楽しい部分でもあり、作業のメインです。ハイライトや下線、テキストボックスの追加、矢印の描画などをやりましょう。ほとんどのアプリにはペンやハイライター、消しゴム、文字入力ツールが備わっています。ポイントごとに色を変えるのも効果的です。重要なところは赤、コメントは青、補足情報は緑など使い分けると見やすくなります。Apple Pencilを使えば書き心地も自然で快適。ただし、タブレットやアプリによっては少し操作に慣れが必要です。ペンの太さや形状を変えられることも多いので、試してみてください。ノートがごちゃごちゃしないように工夫を。 STEP5:ノートを同期させる 作業が終わったら必ずクラウドと同期させましょう。ほとんどのアプリはiCloudやGoogle Drive、Dropboxと連携可能です。設定 > アカウントに進み、お好みのクラウドサービスをリンクして、自動同期をオンにしてください。これによって、デバイスが壊れたり、新しいタブレットに買い替えたりしても、ノートが消える心配がなくなります。ただ、たまに再起動すると同期が止まる場合もあるので、その都度設定を確認してくださいね。また、手動で同期を更新する機能もあるので、必要に応じて使いましょう。 すべての準備が整ったら—インポートして整理し、注釈を付け、しっかり同期させれば、検索や見返しに便利なデジタル講義資料の完成です。私のように試験勉強をサクサク進めたい人にとって、紙の山をめくる手間がなくなるだけでも、大きなストレス軽減になりますね。 iPadで講義スライドにノートを取るコツ スタイラスペンを使う:Apple Pencilや高品質な互換ペンがおすすめ。手書きや注釈が格段に正確になります。ツールが良いほどストレスなく書き込めます。 色分けして整理:色を使い分けると、ポイントやテーマの判別がしやすくなります。赤は注意、緑は主要ポイント、青は補足など、視覚的に整理整頓できます。 講義の録音:Notabilityなど一部のアプリでは、書き込みながら同時に音声録音も可能です。後から特定の部分を確認したいときに便利です。