Windows 8.1からWindows 11へのアップグレード方法:ステップバイステップガイド
最初は大変そうに思えるかもしれませんが、実は慣れればそれほど難しくありません。重要なのは、あなたのPCが本当にアップグレード可能かどうかを確認することです。Windowsには最小動作要件があるので、それらを満たしているか事前にしっかりチェックしておきましょう。何か特別なことを始める前に、まずは基本確認をお忘れなく。 ステップ1:システム要件の確認 このステップを飛ばしてしまい、エラーが出て戸惑うケースがよくあります。最低限、1 GHz以上のプロセッサ、4 GBのRAM、64 GB以上のストレージが必要です。さらに、互換性のあるグラフィックカードと、DirectX 12対応のディスプレイも必須です。これが基本条件です。簡易的に確認したい場合は、このPCを右クリックしてプロパティを選ぶか、スタートメニューからmsinfo32を起動してください。詳しい情報が欲しい時は、PCヘルスチェックツールを使うのが手軽です。ただ、時には「非対応」と表示されても実際はギリギリ使える場合もあるので、あまり落ち込まずにまずは挑戦してみてください。 ステップ2:データのバックアップ 意外と見落としがちなのがこの部分です。たとえ自信があっても、アップグレード中に何かトラブルが起きる可能性はゼロではありません。そのため、重要なファイルや写真、ドキュメントは外付けハードドライブやOneDrive、もしくはクラウドストレージにコピーしておきましょう。何かあっても元に戻せる準備をしておくことが大切です。最初はうまくいかないこともありますが、慣れてくれば段々とスムーズになります。 ステップ3:Windows 11 インストールアシスタントのダウンロード 公式Microsoftのサイトにアクセスし、Windows 11インストールアシスタントを取得しましょう。このツールは、DVDやISOファイルを使わず、簡単にアップグレードできる便利なものです。操作はウィザードに沿って進めるだけのシンプルなものです。※ただし、インターネットの接続は安定させておくこと。多くのファイルをダウンロードするため、ノートパソコンの場合は充電を忘れずに、デスクトップはしっかり電源につないでください。インストール中の突然の電源断は避けたいところです。 ステップ4:インストールアシスタントの実行 ダウンロードしたインストーラーを開き、指示に従います。一度更新が必要かどうかを自動チェックし、その後ライセンス条項に同意したら、いよいよ本格的なアップグレードが始まります。少し待つ時間もありますが、画面の進行バーが動かなくても焦らず待ちましょう。場合によっては、セキュリティソフトやアプリの干渉で途中で止まることもあります。その場合は、一時的にサードパーティ製のウイルス対策ソフトをオフにしてみてください。なお、アップデート中はPCを電源につないだままにしておくのが無難です。進行中に自動で追加の更新をダウンロードすることもありますし、その方が安定します。あまり長時間進行しない場合でも、無理に停止せず、数回の再起動を経て完了を目指しましょう。 ステップ5:再起動してWindows 11へ アップデート完了後、PCは自動的に再起動し、Windows 11が起動します。新しいデザインや操作感はかなり洗練されており、初めて触れると少し戸惑うかもしれませんが、それも最初だけ。スタートメニューやスナップレイアウト、設定などを少しずつ触って慣れていきましょう。最初のうちは、一部のアプリやドライバが正常に動作しないこともあります。特にグラフィックやネットワークのドライバは、「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」から最新の状態に保つのがおすすめです。※一部のハードウェアでは、アップデート直後に不具合や画面のちらつきが起きることもあります。これは少し待ってみることで解決する場合もありますので、気長に見守りましょう。