ChromebookにWindows 11をインストールする方法:ステップバイステップガイド

ChromebookにWindows 11を導入しよう

実は、ChromebookをWindowsマシンに変えるのは思ったほど超絶難しいことではありません。確かに、BIOSの改造技術者みたいな知識が必要に思えるかもしれませんが、適切なツールと少しの根気さえあれば挑戦できるんです。やり方はChromeOSのロックを外してWindows 11をインストールする流れで、途中いくつか壁にぶつかることもあります。でも、ちょっとだけ手を汚す覚悟があれば、きっとできるはず。ただし、メーカーの正式なサポート外の作業ですし、スムーズにいく保証もありません,覚悟して挑みましょう。

【開発者モードを有効にしよう】

まず最初にやることは、Chromebookの設定を少しいじって、「開発者モード」に切り替えることです。これをやることで、Chromebookの潜在能力を引き出せます。ChromeOSはセキュリティのためにかなりロックされているので、これを解除する必要があるんです。方法は秘密の合言葉のようなもので、Esc + Refresh(リロードボタン) + Power(電源ボタン)を同時押しします。回復画面が表示されたら、Ctrl + Dを押して確認すればOK。注意点として、この操作はローカルに保存してあるデータをすべて消去します。重要なファイルは必ずバックアップしておきましょう。この手順が終わると、Chromebookは再起動し、「OS検証が無効」警告が出るようになります。これは面倒ですが、これがブートシーケンスを自分の思い通りにコントロールするための第一歩です。

補足:USBから起動したい場合、ファームウェアの書き込み保護を解除するハードウェア作業が必要になる場合があります。モデルによってはケースを開けてスイッチを切り替えたり、はんだ付けをしたりといった作業も覚悟してください。Intel系の多くのChromebookでは、crosh内でcrossystem dev_boot_usb=1 dev_boot_legacy=1を実行すればUSBブートが有効になります。

【Windows 11 ISOをダウンロードしよう】

次に、Microsoftの公式サイトからWindows 11のISOイメージをダウンロードします。非公式なルートもありますが、ここはやっぱり公式のものを選びましょう。正規のISOは完全なもので、ブート用USBを作成するために必要不可欠です。Chromebookのストレージに十分な空き容量があるか、もしくは外付けドライブに少なくとも8GBの空き容量を確保して用意しましょう。インターネット接続も重要です。ダウンロードが途中で中断されると、その後のUSB作成時にエラーになりかねません。時間をかけて待った大ファイルなので、破損を避けるためにも確実にダウンロードしましょう。

【ブート可能なUSBドライブを作成しよう】

いよいよ本番の準備です。Windows 11のブートUSBを作成します。簡単そうに見えますが、ちょっとした冒険になるかもしれません。多くの場合、Chromebook Recovery Utilityというツールを使います。これはChromeOSのリカバリー用に設計されたツールですが、工夫次第でWindowsのISOイメージをUSBに書き込むことも可能です。USBメモリを差し込み、容量は最低8GB以上、フォーマットも適切に行う必要があります。最初は認識しなかったり、ドライブが表示されなかったりと紆余曲折がありますが、根気よく操作しましょう。何度か試してみるうちにうまくいくこともあります。ちなみに、USBの作成にLinux(Crostini)環境やWindows PCがあれば、Rufusを使うのも手です。Linuxの場合は、wimtoolssudo apt install wimtoolsでインストールし、WoeUSBを使って作成します。例:
woeusb --target-filesystem NTFS --device /path/to/windows.iso /dev/sdX
/dev/sdXは実際のUSBドライブのデバイス名に置き換えてください。
確認にはlsblkも有効です。

【USBから起動しよう】

作成したブートUSBを準備して、Chromebookを再起動します。次に、Esc + Refresh + Powerのキーの組み合わせでブートメニューに入ります。その後、Ctrl + DでOS検証の警告をスキップし、Ctrl + L(一部のモデルは未対応の場合も)でファームウェア設定画面にアクセスします。そこからUSBドライブをブートデバイスとして選択できるはずです。

ちょっとした注意:もしUSBドライブが認識されない場合は、ファームウェアの設定でレガシーブートモードやUEFIを有効にする必要があるかもしれません。これらの設定はchrome://settings/bootにあるか、ファームウェアのメニューからアクセスしてください。

【Windows 11をインストールしよう】

次は、Windowsインストーラーの登場です。画面の指示に従って進めてください。言語設定やプロダクトキーの入力、インストール場所の選択などを行います。

覚えておきたいポイント:パーティションを操作したい場合は、セットアップ中にShift + F10でコマンドプロンプトを開き、diskpartコマンドでディスクの消去とパーティションの整備を行います。具体的な流れは以下の通り:

diskpart
list disk
select disk 0
clean
convert gpt
create partition primary
format fs=ntfs quick
assign
exit

これにより、ドライブが完全に消去され、新たにWindowsのインストール用に整備されます。くれぐれも操作には注意してください。データはすべて失われます!

この作業後は、ChromeOSは完全にシャットアウトし、新たにインストールされたWindows 11による起動となります。ストレージ容量が少ない場合、Windows 11はやや重めのOSなので、インストール中の進行表示や時間のかかる場面に忍耐が必要です。最終的には再起動し、Windows 11の初期設定画面に入ることになります。なお、タッチスクリーンやWi-Fiなど一部のハードウェアはドライバー調整が必要な場合もあります。何事も完璧にはいかないかもしれませんが、少しずつ進めばきっとできるはずです。

このガイドが少しでも役に立てば幸いです。手順は絶対的な正解ではなく、その都度調整や試行錯誤が必要になることもあります。新しい世界に足を踏み入れる冒険、ぜひがんばってください!

  • 作業前に必ずデータのバックアップを取る
  • USBドライブは最低8GBのものを用意する
  • 公式のWindows 11 ISOをダウンロードする
  • ブート可能なUSBを作成する
  • 必要に応じてファームウェア設定を変更する
  • パーティション操作には十分注意しよう